愛あいする者ものを看取みとった
ひとりの老婆ろうばは今日きょう
エピローグ綴つづって
お迎むかえの時ときを待まつ
「やがて… いずれ…そこに行いくからね」
花瓶かびんを置おいて 写真しゃしんの中なかに映うつる
過去かこと話はなしている
ゆりかごを揺ゆらし あやした
子供こどもらも大おおきくなり
願ねがった通とおり巣立すだった
今いまは都会とかいで暮くらす
「時間じかんみつけて逢あいに行いくからね」
電話でんわの声こえは想おもい出での歌うたのよう
静しずかに聞きいている
みんな いずれ
そこに逝いくからね
生いきたいように
今日きょうを生いきるさ
そして
愛いとしい君きみをぎゅっと
抱だきしめる
愛aiするsuru者monoをwo看取mitoったtta
ひとりのhitorino老婆roubaはha今日kyou
エピロepiroーグgu綴tsuduってtte
おo迎mukaえのeno時tokiをwo待maつtsu
「やがてyagate… いずれizure…そこにsokoni行iくからねkukarane」
花瓶kabinをwo置oいてite 写真syashinのno中nakaにni映utsuるru
過去kakoとto話hanaしているshiteiru
ゆりかごをyurikagowo揺yuらしrashi あやしたayashita
子供kodomoらもramo大ooきくなりkikunari
願negaったtta通tooりri巣立sudaったtta
今imaはha都会tokaiでde暮kuらすrasu
「時間jikanみつけてmitsukete逢aいにini行iくからねkukarane」
電話denwaのno声koeはha想omoいi出deのno歌utaのようnoyou
静shizuかにkani聞kiいているiteiru
みんなminna いずれizure
そこにsokoni逝iくからねkukarane
生iきたいようにkitaiyouni
今日kyouをwo生iきるさkirusa
そしてsoshite
愛itoしいshii君kimiをぎゅっとwogyutto
抱daきしめるkishimeru