群生ぐんせいするススキが 気きが狂くるったように手招てまねきしてる
日差ひざしは赤味あかみがかり 夏なつでは写うつせないものを露あらわにする
それは そろそろ訪おとずれる 太陽たいようの羽化うか
状態じょうたいとしての生せいをボンネットに縫ぬい付つけて
身体からだを輸送ゆそうする僕ぼくは 誰だれかが描えがいた白はく線せんに沿そって
風景ふうけいにこびりついた憂鬱ゆううつ とたんに思おもい出でが痙攣けいれんする
砂漠さばくに埋うまった貝殻かいがらで指ゆびを切きる
今日きょうも来くる 暗色あんしょくの悲かなしい兆きざし
ついに訪おとずれる 太陽たいようの羽化うか
だけど 片方かたほうだけ 翅はねはなかった
季節きせつならさっき出でて行いった
つまらない歌うたを置おいてった
僕ぼくらは遠とおく離はなれた
取とり返かえしのつかないほど
浮うかぶことを諦あきらめた
太陽たいようが町まちを照てらした
始はじまることをやめた今日きょうが
いつもの日常にちじょうの振ふりした
群生gunseiするsuruススキsusukiがga 気kiがga狂kuruったようにttayouni手招temaneきしてるkishiteru
日差hizaしはshiha赤味akamiがかりgakari 夏natsuではdeha写utsuせないものをsenaimonowo露araわにするwanisuru
それはsoreha そろそろsorosoro訪otozuれるreru 太陽taiyouのno羽化uka
状態joutaiとしてのtoshiteno生seiをwoボンネットbonnettoにni縫nuいi付tsuけてkete
身体karadaをwo輸送yusouするsuru僕bokuはha 誰dareかがkaga描egaいたita白haku線senにni沿soってtte
風景fuukeiにこびりついたnikobiritsuita憂鬱yuuutsu とたんにtotanni思omoいi出deがga痙攣keirenするsuru
砂漠sabakuにni埋uまったmatta貝殻kaigaraでde指yubiをwo切kiるru
今日kyouもmo来kuるru 暗色ansyokuのno悲kanaしいshii兆kizaしshi
ついにtsuini訪otozuれるreru 太陽taiyouのno羽化uka
だけどdakedo 片方katahouだけdake 翅haneはなかったhanakatta
季節kisetsuならさっきnarasakki出deてte行iったtta
つまらないtsumaranai歌utaをwo置oいてったitetta
僕bokuらはraha遠tooくku離hanaれたreta
取toりri返kaeしのつかないほどshinotsukanaihodo
浮uかぶことをkabukotowo諦akiraめたmeta
太陽taiyouがga町machiをwo照teらしたrashita
始hajiまることをやめたmarukotowoyameta今日kyouがga
いつものitsumono日常nichijouのno振fuりしたrishita