麻婆 歌詞 吉澤嘉代子 ふりがな付

辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい うー麻婆まーぼ!

昔々むかしむかし支那しなの片田舎かたいなかで とんでもなく辛からい辛からい辛からい辛からい麻婆まーぼをつくる
という
あばたの婆ばばがおったとさ
その噂うわさ 聞ききつけたようで 辛からいものに目めがない王様おうさまが
どうしても食たべたいと言いったから さあ大変たいへん

火ひ吹ふけ龍りゅうよ ヒーヒーホー
極楽浄土ごくらくじょうどへ ピーピーポー

あばたの婆ばばが鍋なべかき回まわすと 城しろの絨毯じゅうたんがちり焦こげた
こりゃ大変たいへんだ 食くいもんじゃねえ 家来けらいは騒さわいだ
それならばなおのこと その麻婆まーぼどれほど痺しびれるか
食たべたい食たべたい食たべたいと辛党からとうに火ひをつけた

辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい うー麻婆まーぼ!
辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい うー麻婆まーぼ!

あばたの婆ばばがよそった麻婆まーぼ 毒味どくみの輩やからはとうに逝いったよ
唐辛子とうがらしが咲さく三さん途ずの釜かまは 鼻はなも利きかない死しの香かおり
それなのに とり憑つかれたように王様おうさまは
食たべたい食たべたい食たべたい食たべたい食たべたいと手てをつけた

火ひ吹ふけ龍りゅうよ ヒーヒーホー
極楽浄土ごくらくじょうどへ ピーピーポー
火ひ吹ふけ龍りゅうよ ヒーヒーホー
極楽浄土ごくらくじょうどへ ピーピーポー

あばたの婆ばばがほくそ笑えんだよ めらめら燃もえる城しろの中なか
ひとくち食たべれば目玉めだまが飛とびだし みるみると肌はだは鱗うろこに
すがたを変かえた王様おうさまは 火ひを吹ふいて天てんに昇のぼったとさ

辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい うー麻婆まーぼ!
辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい辛からい うー麻婆まーぼ!
うー麻婆まーぼ! うー麻婆まーぼ! うーうーうー
ごちそうさま!