なんくるないさ 歌詞 ハンブレッダーズ ふりがな付

見慣みなれた路地ろじを今日きょうも歩あるく 友達ともだちと交かわした夢ゆめの話はなしや
ライブハウスの煙草たばこの匂におい 思おもい出だしながらゆっくり歩あるく

見上みあげた夜よるの月つきの形かたちが 昨日きのうとほとんど変かわらない事ことに気きづく
まるでこの僕ぼくの日常にちじょうみたいだな 白しろいため息いきを吐はいて笑わらう

あの娘このことが好すきになって 知しらないうちに思おもいが冷さめた
愛あいなんてまだわからないから きっと明日あしたも繰くり返かえすけど

誰だれかのために歌うたを書かいて 抑揚よくようもつけずに歌うたって
そんなのをロックンロールなんて呼よんで
「今日きょうは退屈たいくつだな」なんて とりとめない愚痴ぐちや文句もんくを
また明日あしたも言いえたらいいな

街まちの寝息ねいきが辺あたりを包つつむ 音楽おんがくを止とめて感傷かんしょうに浸ひたる
夢見心地ゆめみごこちな信号機しんごうきが 三みっつの目めを閉とじて僕ぼくを惑まどわす

明日あしたのことが不安ふあんになって 夢ゆめをみるのに嫌気いやけが差さした
君きみに電話でんわをかけてみようかな まだ寝ねてないことを祈いのりながら

思おもい出でと後悔こうかいの日々ひびを まとめて綺麗きれいに飾かざって
そんなのを青春せいしゅん時代じだいなんて呼よんで
「今日きょうは退屈たいくつだな」なんて とりとめない愚痴ぐちや文句もんくを
また明日あしたも言いえたらいいな

見慣みなれた路地ろじを今日きょうも歩あるく
友達ともだちと交かわした夢ゆめの話はなしや
ライブハウスの煙草たばこの匂におい
思おもい出だしながらゆっくり

見慣みなれた路地ろじを今日きょうも歩あるく
買かったばかりのスニーカーや
空気くうきの抜ぬけた自転車じてんしゃのタイヤで
今日きょうも僕ぼくはこの道みちを行いく

大嫌だいきらいだった大人おとなに僕ぼくは
ほんの少すこしずつ近ちかづいていて
いつか忘わすれていっちゃうのかな
あの娘このことも今夜こんやの月つきも

あなたのために歌うたを書かいて
声こえが枯かれるまで歌うたって
そんなのをロックンロールなんて呼よんで
「きっとなんとかなるよ」なんて
形かたちだけの決きまり文句もんくを
また笑わらって明日あしたも重かさねよう

どんな歩幅ほはばだっていいよ
歩あゆみを止とめたっていいよ
前まえさえむいていれば

幸福こうふくと絶望ぜつぼうを抱だいて
また明日あしたはやってくるよ
さあ笑わらって迎むかえてやろう