BiblioMonster 歌詞 やなぎなぎ ふりがな付

気きづけば空そらは白しらんでいて
早起はやおきな誰だれか 朝あさごはんの匂においまとわせて
つけられたあだ名なは本ほんの虫むし?いやBiblioMonster
望のぞむところさ

開ひらけばどこだって舞台ぶたいに変かわる
ほらファンタジー ミステリー
食くい入いるように見みつめすぎてしまうから

君きみの真まん中なかがさ ぽっかり空あく前まえに
この手て繋つないで今いますぐ脱出だっしゅつしよう
赤あかいリボンを巻まいた栞しおりが目印めじるしだ
忘わすれずに辿たどっておいで
君きみの決意けつい 待まってる

一字いちじ一句いっく決きめられた台詞せりふを
どんな気分きぶんで言いうの
文字もじの裏側うらがわはやっぱり文字もじで
それでもどうにか知しりたいんだ
だって僕ぼくはMonster
恐おそれ知しらずさ

見落みおとしていないか 大事だいじな何なにか
逃のがさないようにと目めで追おいながら
真まっ直すぐ指ゆび伝つたわせて

君きみを表あらわす字じが掠かすれていく前まえに
この手て繋つないで今いますぐ脱出だっしゅつしよう
陽ひに焼やけた頁ぺーじの端はしっこが出口でぐちだ
怖こわがらないで
バラけてしまっても すぐ集あつめる

いつも新あたらしい表紙ひょうしを見みる度たび心こころ躍おどった
いつも背表紙せびょうしを見みる度たび感傷かんしょうが押おし寄よせた

君きみの物語ものがたりの結末けつまつを知しってる
だって何度なんども何度なんども読よみ返かえした
捲めくったその先さきに続つづきはもう無なくて
隅すみっこに小ちいさな字じで <おしまい>

君きみの物語ものがたりを終おわらせちゃう前まえに
この手て繋つないで今いますぐ脱出だっしゅつしよう

赤あかいリボンを巻まいた栞しおりが目印めじるしだ
忘わすれずに辿たどっておいで
君きみの決意けつい 待まってる