群像劇にはいらない 歌詞 anewhite ふりがな付

ハイウェイを行いけ 逃にげれば負まけかと勘違かんちがう問とい
逃にげ切きったなら傷きずつきもしないだろう

拝啓はいけいも暮くれ 逃にげるが勝かちだとかまけた解かい
消きえる灯あかりも誰だれかを想おもうのか

際限さいげんない話はなしをしよう
当あたり前まえを斜ななめに見みてもいい
あなたを大切たいせつにする為ための我儘わがままでいて欲ほしい

どこを探さがしてもきっと無ないくせに
舞台ぶたいの上うえでしかないことも
空そらの頭あたまに要いらないことも
喜劇きげきに悲劇ひげきはいるものかと

大抵たいていは徒然つれづれなくあるだけの毎日まいにちです
安定あんていも擦すれ 疲つかれてしまったんだ

最低さいていな話はなしをしよう
あなたをもって意味いみを持もつ
最低さいていを魅みせるのね
最高さいこうに酷ひどいと思おもえたわ

誰だれもが主人しゅじん公こうになんて無ないくせに
板付いたつきの舞台ぶたいで着ついた手てや変かわりゆく群像ぐんぞう劇げき
潰つぶれた台本だいほんに台詞せりふのない芝居しばい中ちゅうで

好すきなように生いきなさいと解ほつれた自由じゆうに縛しばられてる
群像ぐんぞう劇げきには要いらない 入はいらないものなど
明あけぬ夜よるのようだ

逃にげるも価値かちに

生いきるとはつまり演えんじる事ことと
妥協だきょうの間あいだで自由じゆうを見みる

それでも良いいのに幸こうか不幸ふこうを見みる
それは人ひとである為ための事由じゆうとみる

下手へたな生いき方かたやみっともない癖くせに気きづいた時ときには光ひかっている
自分勝手じぶんかってにただいて欲ほしい
その腕うでは切きらず繋つないでいよう

激情げきじょうを抜ぬけて杞憂きゆうのない方ほうへ