インヒューマンエンパシー 歌詞 amazarashi ふりがな付

自分じぶん欺あざむき嘘うそつくのはどんな気分きぶんだい 下くだらなくて泣なけてくる最低さいていだよ
新品しんぴんにいっそ交換こうかんはできないもんかね 9V の電池でんちみたいに人生じんせいも

僕ぼくら始はじめようとしてる じっと待まってたわけじゃない
信頼しんらいに足たる未来みらいを選えらんでただけ ずっと

今夜こんや
美うつくしい過去かこを持もてなかった僕ぼくらは
失敗しっぱいばかりだったけど 悪わるくない失敗しっぱいだったと
疚やましさなく言いえるように 見知みしらぬ船ふねに乗のり込こむ
人ひととは違ちがう国くにへ この世よの余所者よそものとして
生うまれた場所ばしょは選えらべずとも 生いきる場所ばしょは選えらばせてくれ
インヒューマン インヒューマン 叫さけべ

血液けつえきの代かわりに血管けっかんを流ながれている メランコリーが傷口きずぐちから溢あふれぬよう
社会性しゃかいせいの絆創膏ばんそうこうを張はり替かえたら 通勤つうきん電車でんしゃも痛いたくない 痛いたくないよ

幸しあわせ不幸ふしあわせを定義ていぎするから 優劣ゆうれつに成なり下さがる
審判しんぱんは傲慢ごうまんな選別せんべつだ きっと

今夜こんや
美うつくしい過去かこを持もてなかった僕ぼくらは
昨日きのうに目めを塞ふさぐから 明日あしたも見みえないと泣ないて
それでも手探てさぐりでゆく ここが暗闇くらやみな訳わけじゃない
僕ぼくら自身じしんの太陽たいようが 各々おのおのの場所ばしょにあるだけ
生うまれた場所ばしょは選えらべずとも 生いきる場所ばしょは選えらばせてくれ
インヒューマン インヒューマン 叫さけべ

下くだらない毎日まいにちに付箋ふせんの代かわりに 情熱じょうねつと没頭ぼっとうを夥おびただしく挟はさみ
下くだらない鬱屈うっくつにアンダーラインを引ひき 言いい訳わけと抗弁こうべん、肯定こうていのコラージュ
ねえ まだ足たりない 欠かけた過去かこ埋うめ合あわせる 説とき伏ふせるもの ああ

今夜こんや
美うつくしい過去かこを持もてなかった僕ぼくらが
美うつくしい今いまを掴つかむとしたら 汚よごれたこの手てだ
見み捨すてた全すべてに笑わらう せいせいしたと手てを振ふる
勝かちや負まけなんか通つうじない この世よの余所者よそものとして
生うまれた場所ばしょは選えらべずとも 生いきる場所ばしょは選えらばせてくれ
インヒューマン インヒューマン 叫さけべ