掠かすれる声こえが落おちてく
落おちてくから
心こころも底そこに沈しずめた
雨あめの水面みなもに
落おちゆく雨あめが冷つめたい
冷つめたいまま
虚うつろな目めでさ
この街まちを見下みおろした
空そらは灰はいに似にてた
濁にごり曇くもり重おもく
道みちが遠とおく遠とおく
霧きりで見みえぬままで
彷徨さまよい続つづけた人々ひとびとは
傘かさを差ささないまま
届とどかない声こえが何度なんども反響はんきょうして
枯かれ果はてるまで
鳴なり響ひびいた雨あめの空そら
溜たまり続つづけてまだ空そらは涙なみだ色いろ
増ふえた痛いたみは
何時いつになれば癒いえるのかな
「答こたえろよ」
夢ゆめも明日あすも未来つぎも
「僕ぼく」が無なけりゃ失うしなう物もので
だけど「嘘うそ」の数かずは増ふえて
「傷きず」の数かずも増ふえて
「しまった」
変かわらぬ日々ひびが
五月蝿うるさい!
煩うるさいから
泣なき言ごとを全部ぜんぶ包つつんでよあの雨音あまおとで
消きえない「聲こえ」が
今いまでも耳みみに響ひびくんだ
「君きみは弱よわいな」
簡単かんたんに言いうんだ
傷跡きずあとも見みずに
嘲笑わらうな!
嫌きらいも痛いたいも涙なみだも罵声ばせいも
うざいよ
「痛いたいよ」
傷きずだらけになってるんだ!
それでもそれでも
この雑音のいずだけは
この「痛いたみ」だけは
残のこして欲ほしいから
「-- 消きえたくなった」
心こころがぼろぼろだな
君きみは君きみだと
言いえる「僕ぼく」になりたかった
叫さけびたい声こえを
叫さけんでよ
その雨あめの音ねを
拙つたない音おとで鳴ならすよ
「誰だれが何なんと言いおうとも」
鳴なり響ひびく日常ひびを落おちてく
落おとしていく
何なにもかも全部ぜんぶ憎にくんでも
それが本心ほんしんだから
落おちてゆく君きみが
笑わらってる
冷つめたいまま
「君きみ」のままでさ
この街まちに逆さからって
こんな世界せかいを愛あいして
哀あいせるなら
壊こわれゆく「僕ぼくら」認みとめてよ
アマネゾラ
いつかはきっと
「君きみ」の様ように飛とべるかな?
それまでは僕ぼくは
歩あるくよこの雨道あまみちを
この雨音あまおとも「僕ぼくら」に響ひびかせて逝ゆけ
掠kasuれるreru声koeがga落oちてくchiteku
落oちてくからchitekukara
心kokoroもmo底sokoにni沈shizuめたmeta
雨ameのno水面minamoにni
落oちゆくchiyuku雨ameがga冷tsumeたいtai
冷tsumeたいままtaimama
虚utsuroなna目meでさdesa
このkono街machiをwo見下mioろしたroshita
空soraはha灰haiにni似niてたteta
濁nigoりri曇kumoりri重omoくku
道michiがga遠tooくku遠tooくku
霧kiriでde見miえぬままでenumamade
彷徨samayoいi続tsuduけたketa人々hitobitoはha
傘kasaをwo差saさないままsanaimama
届todoかないkanai声koeがga何度nandoもmo反響hankyouしてshite
枯kaれre果haてるまでterumade
鳴naりri響hibiいたita雨ameのno空sora
溜taまりmari続tsuduけてまだketemada空soraはha涙namida色iro
増fuえたeta痛itaみはmiha
何時itsuになればninareba癒iえるのかなerunokana
「答kotaえろよeroyo」
夢yumeもmo明日asuもmo未来tsugiもmo
「僕boku」がga無naけりゃkerya失ushinaうu物monoでde
だけどdakedo「嘘uso」のno数kazuはha増fuえてete
「傷kizu」のno数kazuもmo増fuえてete
「しまったshimatta」
変kaわらぬwaranu日々hibiがga
五月蝿urusaいi!
煩urusaいからikara
泣naきki言gotoをwo全部zenbu包tsutsuんでよあのndeyoano雨音amaotoでde
消kiえないenai「聲koe」がga
今imaでもdemo耳mimiにni響hibiくんだkunda
「君kimiはha弱yowaいなina」
簡単kantanにni言iうんだunda
傷跡kizuatoもmo見miずにzuni
嘲笑waraうなuna!
嫌kiraいもimo痛itaいもimo涙namidaもmo罵声baseiもmo
うざいよuzaiyo
「痛itaいよiyo」
傷kizuだらけになってるんだdarakeninatterunda!
それでもそれでもsoredemosoredemo
このkono雑音noizuだけはdakeha
このkono「痛itaみmi」だけはdakeha
残nokoしてshite欲hoしいからshiikara
「-- 消kiえたくなったetakunatta」
心kokoroがぼろぼろだなgaboroborodana
君kimiはha君kimiだとdato
言iえるeru「僕boku」になりたかったninaritakatta
叫sakeびたいbitai声koeをwo
叫sakeんでよndeyo
そのsono雨ameのno音neをwo
拙tsutanaいi音otoでde鳴naらすよrasuyo
「誰dareがga何nanとto言iおうともoutomo」
鳴naりri響hibiくku日常hibiをwo落oちてくchiteku
落oとしていくtoshiteiku
何naniもかもmokamo全部zenbu憎nikuんでもndemo
それがsorega本心honshinだからdakara
落oちてゆくchiteyuku君kimiがga
笑waraってるtteru
冷tsumeたいままtaimama
「君kimi」のままでさnomamadesa
このkono街machiにni逆sakaらってratte
こんなkonna世界sekaiをwo愛aiしてshite
哀aiせるならserunara
壊kowaれゆくreyuku「僕bokuらra」認mitoめてよmeteyo
アマネゾラamanezora
いつかはきっとitsukahakitto
「君kimi」のno様youにni飛toべるかなberukana?
それまではsoremadeha僕bokuはha
歩aruくよこのkuyokono雨道amamichiをwo
このkono雨音amaotoもmo「僕bokuらra」にni響hibiかせてkasete逝yuけke