誰だれよりも
「救すくいたい」 と悲劇ひげきを気取きどってた
面倒めんどうよりも
それが砕くだいても、煮込にこんでも
食たべれない故ゆえに
大脳だいのうの意思いしでは
静観せいかんがキメの一手いってなんだって
だが、心臓しんぞうが言いうには
芽吹めぶけば栄養えいようさ
この先さきも誰だれかを想おもうたび
風かぜ纏まとい擦すり傷きずが絶たえないだろう
だがやがてこの風かぜ、受うけるたびに
その、変かえ難がたい
ぬくい痛いたみに
報むくわれていたい
はず
ジリジリ
頬ほほつたって痛いたいよ
芽吹めぶいた
ヒラヒラ
喉元のどもとつたって
吸すい込こみ
肺はいが痛いたいよ
でもね
トクトク
あたたかいね
それが
大脳だいのうの意思いしでは
食くわず嫌ぎらいがキメの一手いってだったって
また、心臓しんぞうが言いうには
君きみもそう、風神ふうじんさ
この先さきも誰だれかを想おもうたび
風かぜ纏まとい擦すり傷きずが絶たえないだろう
だがやがてこの風かぜ、受うけるたびに
その、変かえ難がたい
ぬくい痛いたみに
報むくわれていたい
はず
もしもこの世よの隙間すきまに
愛あいを少すこし分わけられたなら
それでこのぬくもりに
隙間風すきまかぜも
凪なぐだろうか
僕ぼくが、誰だれかを想おもうたび
風かぜ纏まとい擦すり傷きずが絶たえないだろう
だがやがてこの風かぜ、受うけるたびに
その、変かえ難がたい
ぬくい痛いたみに
拭ぬぐわれて
あなたを想おもうたびに
風かぜ纏まとい擦すり傷きずが絶たえないだろう
だがやがてこの風かぜ、受うけるたびに
その、変かえ難がたい
ぬくい痛いたみに
救すくわれていた
はずだから
誰dareよりもyorimo
「救sukuいたいitai」 とto悲劇higekiをwo気取kidoってたtteta
面倒mendouよりもyorimo
それがsorega砕kudaいてもitemo、煮込nikoんでもndemo
食taべれないberenai故yueにni
大脳dainouのno意思ishiではdeha
静観seikanがgaキメkimeのno一手itteなんだってnandatte
だがdaga、心臓shinzouがga言iうにはuniha
芽吹mebuけばkeba栄養eiyouさsa
このkono先sakiもmo誰dareかをkawo想omoうたびutabi
風kaze纏matoいi擦suりri傷kizuがga絶taえないだろうenaidarou
だがやがてこのdagayagatekono風kaze、受uけるたびにkerutabini
そのsono、変kaえe難gataいi
ぬくいnukui痛itaみにmini
報mukuわれていたいwareteitai
はずhazu
ジリジリjirijiri
頬hohoつたってtsutatte痛itaいよiyo
芽吹mebuいたita
ヒラヒラhirahira
喉元nodomotoつたってtsutatte
吸suいi込koみmi
肺haiがga痛itaいよiyo
でもねdemone
トクトクtokutoku
あたたかいねatatakaine
それがsorega
大脳dainouのno意思ishiではdeha
食kuわずwazu嫌giraいがigaキメkimeのno一手itteだったってdattatte
またmata、心臓shinzouがga言iうにはuniha
君kimiもそうmosou、風神fuujinさsa
このkono先sakiもmo誰dareかをkawo想omoうたびutabi
風kaze纏matoいi擦suりri傷kizuがga絶taえないだろうenaidarou
だがやがてこのdagayagatekono風kaze、受uけるたびにkerutabini
そのsono、変kaえe難gataいi
ぬくいnukui痛itaみにmini
報mukuわれていたいwareteitai
はずhazu
もしもこのmoshimokono世yoのno隙間sukimaにni
愛aiをwo少sukoしshi分waけられたならkeraretanara
それでこのぬくもりにsoredekononukumorini
隙間風sukimakazeもmo
凪naぐだろうかgudarouka
僕bokuがga、誰dareかをkawo想omoうたびutabi
風kaze纏matoいi擦suりri傷kizuがga絶taえないだろうenaidarou
だがやがてこのdagayagatekono風kaze、受uけるたびにkerutabini
そのsono、変kaえe難gataいi
ぬくいnukui痛itaみにmini
拭nuguわれてwarete
あなたをanatawo想omoうたびにutabini
風kaze纏matoいi擦suりri傷kizuがga絶taえないだろうenaidarou
だがやがてこのdagayagatekono風kaze、受uけるたびにkerutabini
そのsono、変kaえe難gataいi
ぬくいnukui痛itaみにmini
救sukuわれていたwareteita
はずだからhazudakara