旅BEAT 歌詞 四星球 ふりがな付

よちよち歩あるきから加速かそくを続つづけてきたけれど
よちよち歩あるきに戻もどってしまいそうな夜明よあけ前まえ
ハイハイのように這はいずり回まわるときさえある
いっそ赤子あかごの特権とっけん 目めが合あえば笑わらってほしいな

大学だいがくを卒業そつぎょうしてフリーター1年ねん生せいだった僕ぼくに病室びょうしつのベッドの上うえからばあちゃんが
「やすおちゃんは将来しょうらい何なにになるの?」と聞きいてきたときに
ご存知ぞんじの通とおり歌うたは下手へただけど口くちは上手うまい方ほうだから
「それは長生ながいきして確たしかめてよ。」と思おもわずごまかしてしまいました

あの日ひ僕ぼくの胸むね痛いたかったなあ
あの日ひ僕ぼくの鼓動こどう速はやかったなあ

情なさけない夜よるに情なさけなさをツイキュウするかのように彼女かのじょの胸むねの中なかワンワン泣ないたことがあります
1日にち中じゅう直なおさず仕舞じまいだった僕ぼくの後頭部こうとうぶの寝癖ねぐせを彼女かのじょはさすりながら1つだけ
「明日あしたは何なにが食たべたい?」と聞ききました
減量げんりょう失敗しっぱいで敗やぶれたボクサーみたいに腫はれ上あがった瞼まぶたも
窓まどの向むこうの膨ふくらんだ蕾つぼみも春はるを待まっていました

あの日ひ彼女かのじょの胸むね優やさしかったなあ
あの日ひ彼女かのじょの鼓動こどう子守唄こもりうたみたいだったなあ

「明日あしたじゃなくてもう今日きょうだよ。」って笑わらった

鼓動こどうは孤独こどくを埋うめるようにビートを刻きざむ旅人たびびと

青あおい鳥とり 君きみはどんな鳴なき声ごえをしてる?
青あおい鳥とり みんな君きみを見みつけられず泣ないているよ
青あおい鳥とり 君きみのクチバシの真似まねをして
歩あるいてく みんな口笛くちぶえ吹ふいて「今いまはここにいるよ」って旅たびBEAT

鼓動こどうのリズムで子守唄こもりうたへのアンサーソング旅たびBEAT

古今ここん東西とうざい変かわってしまった物ものはリズムに合あわせて続つづくのですが古今ここん東西とうざい変かわらない物ものはえーっと、
えーっと
片手かたてで足たりるほど、いや、お釣つりがくるほどで余あまった小指こゆびで変かわらない物ものと指切ゆびきりげんまん
もう片方かたほうの手てではガッチリ握手あくしゅをして続つづく旅たびBEAT
旅たびに出でる理由りゆうがあり

青あおい鳥とり 君きみはどんな鳴なき声ごえをしてる?
青あおい星ほしの中なか 君きみを見みつけられず泣ないているよ
青あおい鳥とり 君きみは夢ゆめの中なか カゴの中なか
悪わるいけどごめんもう少すこしだけ待まっててくれないか

星ほしになるとか土つちに帰かえるとか最後さいごの最後さいごの行ゆき先さきも決きまらずに決きまらずに決きまらずに決きまらずに
星ほしになるとか土つちに帰かえるとか最後さいごの最後さいごの行ゆき先さきも決きまらずに決きまらずに決きまらずに決きまらずに

決きまらずに

わからずに

止とまらずに