おんなじ髑髏 歌詞 amazarashi ふりがな付

もしも悪党あくとうだってさ 偉大いだいな賢人けんじんだってさ
燃もえたらおんなじ髑髏どくろ 僕ぼくらは髑髏どくろになる途中とちゅう
今いままさに 労働ろうどうして 生活せいかつして たまに泣ないて たまに笑わらって
必死ひっしに生いきたとて 何なにも残のこらないのかな

人ひとの記憶きおくに残のこるだとか 心こころで生いきるだとか
そんなことじゃなく あくまで僕ぼく視点してんの話はなし
光ひかりあれ これからに これまでに 今いまを生いきる 多種たしゅ多様たように
僕ぼくは呪のろいを解とく エゴイズムをかざして

おんなじ形かたち おんなじ魂たましい
人間にんげんは悲かなしい 振ふりをしてさ
涙なみだ零こぼさせたりして いえいえ
可哀想かわいそうと言いってよ お気きの毒どくで いえいえ

骨ほねになっても残のこる 意志いしは後世こうせいに残のこる
だけどそこに居合いあわせなきゃ 僕ぼくにとって意味いみはないんだよ
嘘うそだろ 亡霊ぼうれいとか 神秘しんぴ主義者しゅぎしゃ 生うまれ変かわり? 正気しょうきじゃない
僕ぼくは呪のろいを解とく リアリズムと遊あそんで

考かんがえる私わたし あつらえる優やさしい
死しんで墓石はかいしには住すまない
涙なみだする価値かちないね いえいえ
遠とおい所ところからよく来きたもので いえいえ

死しんだら何なにも残のこらない だとしたら何なに成なし遂とげたい
問といかけて歩あゆむ毎日まいにちに 誰だれかの笑顔えがおが傍かたわらに
本心ほんしんだよ 愛あいしてるよ 毎時まいじ毎秒まいびょう はいジエンド さよならしよ
僕ぼくは呪のろいを解とく 僕ぼくを僕ぼくに費ついやして

さんざめく灯あかり 現世げんせ騒さわがしい
流離さすらう裸足はだし 血ちだらけで
そう 始はじまりは二十歳はたち 今日きょうだってワナビー
燃もえ尽つきぬ花火はなび 焦こげた轍わだち
同おなじ骨ほねになるならね いえいえ
せめてせめて やり遂とげた骨ほねになって いえいえ