よみ:むーんりばー
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ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
田舎いなかでは山やまを登のぼり 都会とかいでは人ひとの山やまを登のぼる
踏ふみつけたり 時ときに踏ふみつけられたりする毎日まいにち
満員まんいん電車でんしゃで連射れんしゃされる 胸むねの内うちの舌打したうち
汗あせと香水こうすいと酒さけと我慢がまんとストレスと狂気きょうきと正気しょうきと
今日きょうを生いき延のびた命いのちの匂におい
黄昏たそがれの夕空ゆうぞらも 煌きらめく夜空よぞらにも目めを向むけず
誰だれも彼かれもがスマホに夢中むちゅう
だから試ためしに変へんな顔かおをしてみるも あえなく不発ふはつ
電車でんしゃは粛々しゅくしゅくと新宿しんじゅくを通過つうかする
どうせ全員ぜんいんが全員ぜんいん笑わらえないのであれば
せめて大切たいせつな人ひとにだけは笑わらっていて欲ほしくて
必死ひっしで 夢中むちゅうで がむしゃらで
「辛つらい」 という字じに一本いっぽんつけ足たした横棒よこぼうは
誰だれかの「幸しあわせ」から引ひき抜ぬいたものだった
勝利しょうりの拳こぶしを天てんに突つき上あげたその背中せなかで
涙なみだの落おちる音おとを聞きいたんだ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
打うちのめされて旅たびに出でた 辿たどり着ついたのは北きたの都みやこ
寂さびれた飲のみ屋や街がいの一角いっかくで ある人ひとは仕事しごとを失うしない
ある人ひとは家族かぞくを失うしない ある人ひとは突然とつぜんの病やまい
神かみ様さまに後回あとまわしにされたとしか思おもえない人ひと達たちが
爆笑ばくしょうの渦うずを生うんでいる
どうしてそんな風ふうに笑わらえるんだろう?
訝いぶかしむ俺おれに
「人ひとはね、笑わらいごとじゃないから笑わらいごとにするんだよ」
そう言いって 真まっ赤かな唇くちびるを綺麗きれいに引ひき上あげてママは笑わらった
賑にぎわうスナックのカウンター
幾人いくにんもの背中せなかを預あずかったハイチェアのベロア
「戸籍こせきについたバッテンはな、バツじゃなくてかけるなんだよ、俺おれは愛あいを3回かい駆かけ抜ぬけたんだ」
おっさんが笑わらう
「あたしゃいつ死しんだって構かまわないんだ、どうせもう地獄じごくにしか会あいたい人ひとはいないから」
婆ばあさんがグラスを傾かたむける
「俺おれ、アルチューディーツー、アールチュー ディーツー」
スターウォーズのTシャツを着きて首くびを回まわす青年せいねん
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
人ひとを裁さばく人間にんげんは幸しあわせにはなれないと
気付きづいた時ときにはもう既すでに遅おそくて
忙いそがしさを信しんじ過すぎた結果けっか
俺おれの目めは釘くぎとなり 人ひとを打うちつけた
夢ゆめという罪つみを背負せおい 被告人ひこくにんとしてやってきたはずの東京とうきょうで
いつしか裁判官さいばんかんのようなツラをして
人ひとの上うえに立たつ優越感ゆうえつかん 選民せんみん意識いしき
切きり口くちの鋭するどさにばかりに気きを取とられ
思惑おもわくを覚おぼえ 想おもいを忘わすれ 人ひとを値踏ねぶみして品定しなさだめ
呪のろいはそのままの形かたちで跳はね返かえり
一度いちど 人ひとを見み下くだせば俺おれも見下みくだされているのではないかと怖こわくなる
忌いみ嫌きらっていたものに囚とらわれて
路上ろじょうの歌うたは神棚かみだなに飾かざられて
「ただでもいいから歌うたいたい」
そう願ねがっていたあの頃ころに
もう一度いちど 戻もどれるのだろうか
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
田舎いなかでは山やまを登のぼり 都会とかいでは人ひとの山やまを登のぼる
踏ふみつけたり 時ときに踏ふみつけられたりする毎日まいにち
満員まんいん電車でんしゃで連射れんしゃされる 胸むねの内うちの舌打したうち
汗あせと香水こうすいと酒さけと我慢がまんとストレスと狂気きょうきと正気しょうきと
今日きょうを生いき延のびた命いのちの匂におい
黄昏たそがれの夕空ゆうぞらも 煌きらめく夜空よぞらにも目めを向むけず
誰だれも彼かれもがスマホに夢中むちゅう
だから試ためしに変へんな顔かおをしてみるも あえなく不発ふはつ
電車でんしゃは粛々しゅくしゅくと新宿しんじゅくを通過つうかする
どうせ全員ぜんいんが全員ぜんいん笑わらえないのであれば
せめて大切たいせつな人ひとにだけは笑わらっていて欲ほしくて
必死ひっしで 夢中むちゅうで がむしゃらで
「辛つらい」 という字じに一本いっぽんつけ足たした横棒よこぼうは
誰だれかの「幸しあわせ」から引ひき抜ぬいたものだった
勝利しょうりの拳こぶしを天てんに突つき上あげたその背中せなかで
涙なみだの落おちる音おとを聞きいたんだ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
打うちのめされて旅たびに出でた 辿たどり着ついたのは北きたの都みやこ
寂さびれた飲のみ屋や街がいの一角いっかくで ある人ひとは仕事しごとを失うしない
ある人ひとは家族かぞくを失うしない ある人ひとは突然とつぜんの病やまい
神かみ様さまに後回あとまわしにされたとしか思おもえない人ひと達たちが
爆笑ばくしょうの渦うずを生うんでいる
どうしてそんな風ふうに笑わらえるんだろう?
訝いぶかしむ俺おれに
「人ひとはね、笑わらいごとじゃないから笑わらいごとにするんだよ」
そう言いって 真まっ赤かな唇くちびるを綺麗きれいに引ひき上あげてママは笑わらった
賑にぎわうスナックのカウンター
幾人いくにんもの背中せなかを預あずかったハイチェアのベロア
「戸籍こせきについたバッテンはな、バツじゃなくてかけるなんだよ、俺おれは愛あいを3回かい駆かけ抜ぬけたんだ」
おっさんが笑わらう
「あたしゃいつ死しんだって構かまわないんだ、どうせもう地獄じごくにしか会あいたい人ひとはいないから」
婆ばあさんがグラスを傾かたむける
「俺おれ、アルチューディーツー、アールチュー ディーツー」
スターウォーズのTシャツを着きて首くびを回まわす青年せいねん
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか
人ひとを裁さばく人間にんげんは幸しあわせにはなれないと
気付きづいた時ときにはもう既すでに遅おそくて
忙いそがしさを信しんじ過すぎた結果けっか
俺おれの目めは釘くぎとなり 人ひとを打うちつけた
夢ゆめという罪つみを背負せおい 被告人ひこくにんとしてやってきたはずの東京とうきょうで
いつしか裁判官さいばんかんのようなツラをして
人ひとの上うえに立たつ優越感ゆうえつかん 選民せんみん意識いしき
切きり口くちの鋭するどさにばかりに気きを取とられ
思惑おもわくを覚おぼえ 想おもいを忘わすれ 人ひとを値踏ねぶみして品定しなさだめ
呪のろいはそのままの形かたちで跳はね返かえり
一度いちど 人ひとを見み下くだせば俺おれも見下みくだされているのではないかと怖こわくなる
忌いみ嫌きらっていたものに囚とらわれて
路上ろじょうの歌うたは神棚かみだなに飾かざられて
「ただでもいいから歌うたいたい」
そう願ねがっていたあの頃ころに
もう一度いちど 戻もどれるのだろうか
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
月明つきあかりが水面みなもに溢あふれ 海うみの上うえに流ながれる光ひかりの川かわ
ムーンリバー ムーン ムーン リバー
あの果はてまで 俺おれは泳およぎ切きれるのだろうか

