体からだに残のこる 傷きずでさえ
消きえないことが あるとゆう
まして心こころの 傷きずあとを
抱だいて生いきるも 女おんなゆえ
あきらめきれぬ 恋こいゆえに
口唇くちびるかんで 身みを焦こがす
涙なみだ流ながせば 今日きょうまでの
がまんがすべて 嘘うそになる
帰かえる家いえさえ ない鳥とりが
寒さむさこらえて 空そらを見みる
二度にどと飛とべない 空そらならば
かくしておくれ 今夜こんやから
死しぬも生いきるも 宿命しゅくめいなら
恨うらむ気持きもちは ないけれど
せめて一いち夜やの 情なさけでも
あれば苦労くろうも 耐たえられる
あれば苦労くろうも
耐たえられる
体karadaにni残nokoるru 傷kizuでさえdesae
消kiえないことがenaikotoga あるとゆうarutoyuu
ましてmashite心kokoroのno 傷kizuあとをatowo
抱daいてite生iきるもkirumo 女onnaゆえyue
あきらめきれぬakiramekirenu 恋koiゆえにyueni
口唇kuchibiruかんでkande 身miをwo焦koがすgasu
涙namida流nagaせばseba 今日kyouまでのmadeno
がまんがすべてgamangasubete 嘘usoになるninaru
帰kaeるru家ieさえsae ないnai鳥toriがga
寒samuさこらえてsakoraete 空soraをwo見miるru
二度nidoとto飛toべないbenai 空soraならばnaraba
かくしておくれkakushiteokure 今夜konyaからkara
死shiぬもnumo生iきるもkirumo 宿命syukumeiならnara
恨uraむmu気持kimoちはchiha ないけれどnaikeredo
せめてsemete一ichi夜yaのno 情nasaけでもkedemo
あればareba苦労kurouもmo 耐taえられるerareru
あればareba苦労kurouもmo
耐taえられるerareru