月の憂い 歌詞 中田裕二 ふりがな付

月面げつめんを歩あるくみたいだ
君きみの肌はだの手触てざわりと
夕陽ゆうひに輝かがやく髪かみ

小ちいさな石いしで躓つまずく
夢見ゆめみがちで歩あるいてる
道端みちばたの花はなの名前なまえ

歯はが立たたない 手足てあしも出でない
勝負しょうぶはついてる

どうしようもない 誰だれも敵かなわない
いくら誘惑ゆうわくに急せかされても
君きみだけが世界せかいの真まん中なかで

とてもだけど 僕ぼくは及およばない
君きみの身体からだに宿やどる宇宙うちゅうの
一部いちぶにもなれない気きがしているよ 今いまもそう

見知みしらぬ路地ろじを曲まがって
少すこし胸むねがざわめいて
夜よるがぼやけてきたら

しばらくこの心持こころもち
北風きたかぜで目めを覚さまして
寂さびしさに肩かた落おとした

間まが持もたない 落おち着つきもない
やむなく白旗しらはた

いまだどうして 何なにも語かたれない
割わり切きれぬ言葉ことばを積つみ重かさね
くだらないカモフラージュしてばかり

その答こたえを 君きみに求もとめた
24時間内じかんないに聞きかせて
さもなきゃ砂すなに溶とけてしまいそうさ 今いまにも