空想世界とオモチャの心臓 歌詞 まふまふ ふりがな付

誰だれにも愛あいされずに笑わらい者ものになって
ひとりぼっちには慣なれすぎて
隠かくしたように背負せおい込こんだ 歪いびつな発条ぜんまいも
自分じぶんじゃ巻まけないようなガラクタさ

もし書かき直なおせる御話おはなしなら
僕ぼくが自分じぶんに生うまれたことも
捨すててしまいたい

空想世界くうそうせかいでもやられ役やくで
外はずれるスポット オモチャの心拍数しんぱくすう
ほらドク ドク ドク どれだけ走はしり回まわっていたって
僕ぼくがいなくても世界せかいは廻まわるようにできているんだ

みんなで同おなじ顔かおして 箱詰はこづめにされて
ひとりぼっちで彷徨さまようだけ
例たとえば明日誰あしただれかにさらわれたって
誰だれも気付きづいちゃくれないだろうな

精一杯せいいっぱいに背伸せのびをしてみても
小ちいさな僕ぼくを 惨みじめな僕ぼくを
誰だれも見みちゃくれない

いつも夢見ゆめみてた未来みらいはもう
立たちはだかる主役しゅやくが持もっていた
ほらドク ドク ドク どれだけ走はしり回まわっていたって
僕ぼくがいなくても君きみが笑わらえるような世界せかいだ

そうずっとちっちゃな頃ころの思おもい出では
何なにも変かわらないって笑わらい掛かけ
いつか信しんじた僕ぼくの足あしだけ先さきへ進すすむ
このまま声こえも出だせずに さよならなんて嫌いやだよ

空想世界くうそうせかいでもやられ役やくで
外はずれるスポット オモチャの心拍数しんぱくすう
ほらドク ドク ドク どれだけ明日あしたを信しんじていたって
僕ぼくがいなくても世界せかいが廻まわるなら
世界せかいが無なくても僕ぼくは笑わらうから
それでいいや

誰だれにも愛あいされずに笑わらわれるだけの
ひとりぼっちの「僕ぼくら」の唄うた