ほろ酔い満月 歌詞 坂本冬美 ふりがな付

赤あかく火照ほてっているよな 満月まんげつのせいで
ちょっと不埒ふらちな気分きぶんよ 酔よわせてくださいな
何なにも言いわずに飲のんでる あなた憎にくいひと
こんな夜更よふけに呼よびだし 口説くどきもしないでさ

流ながし目めから したたる色気いろけ
憂うれいのある背中せなかは
悪わるさしてきた 残のこり香か

ちゃらんぽらんで ほら 満月まんげつが
覗のぞき見みしてます
ちゃらんぽらんな ふり 二人ふたりして
雲隠くもがくれしましょ
惚ほれたが負まけ 負まけるが勝かち 危あやうい夜よるが更ふけます

こらえ切きれずに吐息といきの 花火はなび打うち上あげて
不意ふいに乱みだれてみたくて 咲さかせてくださいな
指ゆびも触ふれずに飲のんでる あなた野暮やぼなひと
追おえば逃にげてく恋こいでも 逃のがしはしないから

断捨離だんしゃりした 空からっぽな胸むね
下心したごころもいいじゃない
まごころよりも 艶あでやか

ちゃらんぽらんで ほら 満月まんげつが
目隠めかくししてます
ちゃらんぽらんな ふり 二人ふたりして
浮うき名な流ながしましょ
夢ゆめうつつで 惚ほれた腫はれた 妖あやしい夜よるが更ふけます

ちゃらんぽらんで ほら 満月まんげつが
覗のぞき見みしてます
ちゃらんぽらんな ふり 二人ふたりして
雲隠くもがくれしましょ
惚ほれたが負まけ 負まけるが勝かち 危あやうい夜よるが更ふけます