噴出ふきだす湯気ゆげを 見みる度たびに
白しろいおにぎり 想おもい出だす
母ははが握にぎった 温ぬくもり恋こいし
おやつの代かわり 握にぎってくれた
こげの混まざった おにぎりを
湯気ゆげの向むこうに 思おもい出だす
小遣こづかいひとつ 無ない昔むかし
白しろいおにぎり 待まっていた
たまに麦むぎめし 混まざっていても
お菓子かしの買かえぬ 子供こどもの心こころ
いやし包つつんだ おにぎりを
遠とおいふるさと 振ふり返かえる
何なんでも有ありの 今いまでさえ
白しろいおにぎり 懐なつかしい
姉あねとほうばる あの味あじ恋こいし
忘わすれぬ香かおり 梅干うめぼしの味あじ
磯いその香かおりの おにぎりも
今いまも恋こいしく 想おもい出だす
噴出fukidaすsu湯気yugeをwo 見miるru度tabiにni
白shiroいおにぎりionigiri 想omoいi出daすsu
母hahaがga握nigiったtta 温nukuもりmori恋koiしshi
おやつのoyatsuno代kaわりwari 握nigiってくれたttekureta
こげのkogeno混maざったzatta おにぎりをonigiriwo
湯気yugeのno向muこうにkouni 思omoいi出daすsu
小遣kodukaいひとつihitotsu 無naいi昔mukashi
白shiroいおにぎりionigiri 待maっていたtteita
たまにtamani麦mugiめしmeshi 混maざっていてもzatteitemo
おo菓子kashiのno買kaえぬenu 子供kodomoのno心kokoro
いやしiyashi包tsutsuんだnda おにぎりをonigiriwo
遠tooいふるさとifurusato 振fuりri返kaeるru
何nanでもdemo有aりのrino 今imaでさえdesae
白shiroいおにぎりionigiri 懐natsuかしいkashii
姉aneとほうばるtohoubaru あのano味aji恋koiしshi
忘wasuれぬrenu香kaoりri 梅干umeboshiのno味aji
磯isoのno香kaoりのrino おにぎりもonigirimo
今imaもmo恋koiしくshiku 想omoいi出daすsu