人生ど真ん中 歌詞 鳥羽一郎 ふりがな付

辛つらい時代じだいの ど真まん中なか
逆風かぜにもまれて 思おもい出だすのさ
南十字みなみじゅうじのふるさとを
赤銅色しゃくどういろのあの背中せなか
しぶい親父おやじの しゃがれ声ごえ
俺おれにうたった おとこ唄うた
命いのちはれ きばらんかい
意地いじが鋼はがねになった

男おとこ人生じんせい ど真まん中なか
故郷くにの地酒じざけを つがれつがれて
夢ゆめを呑のみほす 男おとこ意気いき
五臓六腑ごぞうろっぷにしみわたる
酒さけは この世よの宝たからじゃないか
ひとつ聞きかそか おとこ唄うた
命いのちはれ きばらんかい
酒さけは血潮ちしおになった

ここは東京とうきょう ど真まん中なか
都会とかい荒波あらなみ 夜叉やしゃの街まちにも
泣ないているよな 陽ひが沈しずむ
故郷こきょうを離はなれて 若造わかぞうが
胸むねに刻きざんだ あの唄うたは
海うみが根城ねじろの おとこ唄うた
命いのちはれ きばらんかい
唄うたで男おとこになった