山やまがョ山やまがョ 山やまが呼よんでる刈干かりぼしの
朝あさも早はよから 萱かやを刈かる
何なにが辛つらかろ 野良仕事のらしごと
あの娘こを浮うかべて 精せいを出だす
無理むりは云いわぬが 無理むりは云いわぬが 帰かえらぬか
どこへ流ながれる あかね雲ぐも
誰だれがョ 誰だれがョ 誰だれが恋こいしと鳴なくのやら
姿すがた隠かくして 鳴なく雲雀ひばり
ふたり歩あるいた 里さとの道みち
今年ことしも稲穂いなほが 黄金色こがねいろ
便たより書かこうか 便たより書かこうか 便箋びんせんに
せめてひと言こと この想おもい
風かぜがョ風かぜがョ 風かぜが身みに沁しむこんな夜よるは
夜よるの長ながさが 長ながくなる
あの娘こ達者たっしゃか もう二に年ねん
さぞかし都会とかいも 寒さむかろう
はやり風邪かぜなど はやり風邪かぜなど ひかぬよに
両手りょうて合あわせる 冬ふゆの空そら
山yamaがgaョxyo山yamaがgaョxyo 山yamaがga呼yoんでるnderu刈干kariboshiのno
朝asaもmo早haよからyokara 萱kayaをwo刈kaるru
何naniがga辛tsuraかろkaro 野良仕事norashigoto
あのano娘koをwo浮uかべてkabete 精seiをwo出daすsu
無理muriはha云iわぬがwanuga 無理muriはha云iわぬがwanuga 帰kaeらぬかranuka
どこへdokohe流nagaれるreru あかねakane雲gumo
誰dareがgaョxyo 誰dareがgaョxyo 誰dareがga恋koiしとshito鳴naくのやらkunoyara
姿sugata隠kakuしてshite 鳴naくku雲雀hibari
ふたりfutari歩aruいたita 里satoのno道michi
今年kotoshiもmo稲穂inahoがga 黄金色koganeiro
便tayoりri書kaこうかkouka 便tayoりri書kaこうかkouka 便箋binsenにni
せめてひとsemetehito言koto このkono想omoいi
風kazeがgaョxyo風kazeがgaョxyo 風kazeがga身miにni沁shiむこんなmukonna夜yoruはha
夜yoruのno長nagaさがsaga 長nagaくなるkunaru
あのano娘ko達者tassyaかka もうmou二ni年nen
さぞかしsazokashi都会tokaiもmo 寒samuかろうkarou
はやりhayari風邪kazeなどnado はやりhayari風邪kazeなどnado ひかぬよにhikanuyoni
両手ryoute合aわせるwaseru 冬fuyuのno空sora