宿やどの湯上ゆあがり 衣紋えもんを抜ぬいて
夜風よかぜでうなじを なぐさめる
そんな自分じぶんが 虚むなしくなって
この身体からだそっと 抱だきしめる
面影おもかげ浮うかべて 別わかれの理由わけを
聞きけば答こたえて 呉くれないあなた
なぜなの なぜに 呉くれないの
漆うるしお膳ぜんに 紅葉もみじが添そうて
季節きせつの移うつろい 告つげている
何度なんど重かさねた 素肌すはだと同おなじ
温ぬくもりのお酒さけ 流ながしこむ
そんなに飲のむなと いつかのように
そうよ叱しかって 呉くれないあなた
なぜなの なぜに 呉くれないの
すべてを捧ささげた この恋こいなのに
二度にどと愛あいして 呉くれないあなた
なぜなの なぜに 呉くれないの
宿yadoのno湯上yuaがりgari 衣紋emonをwo抜nuいてite
夜風yokazeでうなじをdeunajiwo なぐさめるnagusameru
そんなsonna自分jibunがga 虚munaしくなってshikunatte
このkono身体karadaそっとsotto 抱daきしめるkishimeru
面影omokage浮uかべてkabete 別wakaれのreno理由wakeをwo
聞kiけばkeba答kotaえてete 呉kuれないあなたrenaianata
なぜなのnazenano なぜにnazeni 呉kuれないのrenaino
漆urushiおo膳zenにni 紅葉momijiがga添soうてute
季節kisetsuのno移utsuろいroi 告tsuげているgeteiru
何度nando重kasaねたneta 素肌suhadaとto同onaじji
温nukuもりのおmorinoo酒sake 流nagaしこむshikomu
そんなにsonnani飲noむなとmunato いつかのようにitsukanoyouni
そうよsouyo叱shikaってtte 呉kuれないあなたrenaianata
なぜなのnazenano なぜにnazeni 呉kuれないのrenaino
すべてをsubetewo捧sasaげたgeta このkono恋koiなのにnanoni
二度nidoとto愛aiしてshite 呉kuれないあなたrenaianata
なぜなのnazenano なぜにnazeni 呉kuれないのrenaino