七歳ななつ違ちがいの 弟おとうとが
眠ねむい眠ねむいと 駄々だだこねる
泣ないちゃ駄目だめだよ 忘わすれちゃならぬ
母ははと指切ゆびきりした日ひのことを
涙なみだこらえて 幕まくが開あく
慣なれぬ手てつきで 差さす紅べにの
指ゆびの細ほそさよ 意地いじらしさ
おまえ踊おどれば わたしが唄うたう
父ちちの仕込しこみの 姉弟きょうだい芝居しばい
今いまは蕾つぼみの 華はなふたつ
つらい浮世うきよの 雨風あまかぜに
なんで負まけましょ 挫くじけましょ
親おやはなくても 頂上てっぺん目指めざし
生いきてゆきます 力ちからを合あわせ
咲さかす大輪たいりん 夢舞台ゆめぶたい
七歳nanatsu違chigaいのino 弟otoutoがga
眠nemuいi眠nemuいとito 駄々dadaこねるkoneru
泣naいちゃicha駄目dameだよdayo 忘wasuれちゃならぬrechanaranu
母hahaとto指切yubikiりしたrishita日hiのことをnokotowo
涙namidaこらえてkoraete 幕makuがga開aくku
慣naれぬrenu手teつきでtsukide 差saすsu紅beniのno
指yubiのno細hosoさよsayo 意地ijiらしさrashisa
おまえomae踊odoればreba わたしがwatashiga唄utaうu
父chichiのno仕込shikoみのmino 姉弟kyoudai芝居shibai
今imaはha蕾tsubomiのno 華hanaふたつfutatsu
つらいtsurai浮世ukiyoのno 雨風amakazeにni
なんでnande負maけましょkemasyo 挫kujiけましょkemasyo
親oyaはなくてもhanakutemo 頂上teppen目指mezaしshi
生iきてゆきますkiteyukimasu 力chikaraをwo合aわせwase
咲saかすkasu大輪tairin 夢舞台yumebutai