すねてなったか 性分しょうぶんなのか
旅たびから旅たびへと 渡わたり鳥どり
浅間あさま三筋みすじの 煙けむりの下したにゃ
生うまれ故郷こきょうも あるっていうに
男おとこ 沓掛くつかけ時次郎ときじろう
女おんな知しらずが 女おんなの世話せわを
その上うえ 坊ぼうやの手てをひけば
すまぬ すまぬと いう眼めが辛つらい
旅たびだ旅たびだよ 許ゆるしてくんな
これがおいらの せい一杯いっぱい
男おとこ意地いじづく 生命いのちをかけて
キリリと結むすんだ 三度笠さんどがさ
義理ぎりはすんだが 泣なかずに来きたが
またも今日きょうから 行先ゆきさきゃ知しれぬ
旅たびの合羽かっぱを 風かぜが吹ふく
すねてなったかsunetenattaka 性分syoubunなのかnanoka
旅tabiからkara旅tabiへとheto 渡wataりri鳥dori
浅間asama三筋misujiのno 煙kemuriのno下shitaにゃnya
生umaれre故郷kokyouもmo あるっていうにarutteiuni
男otoko 沓掛kutsukake時次郎tokijirou
女onna知shiらずがrazuga 女onnaのno世話sewaをwo
そのsono上ue 坊bouやのyano手teをひけばwohikeba
すまぬsumanu すまぬとsumanuto いうiu眼meがga辛tsuraいi
旅tabiだda旅tabiだよdayo 許yuruしてくんなshitekunna
これがおいらのkoregaoirano せいsei一杯ippai
男otoko意地ijiづくduku 生命inochiをかけてwokakete
キリリkiririとto結musuんだnda 三度笠sandogasa
義理giriはすんだがhasundaga 泣naかずにkazuni来kiたがtaga
またもmatamo今日kyouからkara 行先yukisakiゃxya知shiれぬrenu
旅tabiのno合羽kappaをwo 風kazeがga吹fuくku