富士ふじは白雪しらゆき この雪化粧ゆきげしょう
江戸えどから見みている 人ひともあろ
どうせ一宿いっしゅく ササ 一いっ飯ぱんの
恩義おんぎにあずかる 旅鴉たびがらす
一肌脱ひとはだぬぐぜ 喧嘩けんかなら
おとめ島田しまだで 一枚いちまい絵えから
抜ぬけて来きたよな 娘むすめ振ぶり
泣ないてこぼした ササ かんざしが
俺おいらの肌身はだみを離はなれない
因果いんがなこった お富士山ふじさん
なにを言いやがる しんみりするな
サイコロ一ひとつの 振ふり違ちがい
それを荷物にもつの ササ 喧嘩けんか旅たび
俺おいらはいいから お富士山ふじさん
守まもってくんな あの娘むすめ
富士fujiはha白雪shirayuki このkono雪化粧yukigesyou
江戸edoからkara見miているteiru 人hitoもあろmoaro
どうせdouse一宿issyuku ササsasa 一ixtu飯panのno
恩義ongiにあずかるniazukaru 旅鴉tabigarasu
一肌脱hitohadanuぐぜguze 喧嘩kenkaならnara
おとめotome島田shimadaでde 一枚ichimai絵eからkara
抜nuけてkete来kiたよなtayona 娘musume振buりri
泣naいてこぼしたitekoboshita ササsasa かんざしがkanzashiga
俺oiらのrano肌身hadamiをwo離hanaれないrenai
因果ingaなこったnakotta おo富士山fujisan
なにをnaniwo言iやがるyagaru しんみりするなshinmirisuruna
サイコロsaikoro一hitoつのtsuno 振fuりri違chigaいi
それをsorewo荷物nimotsuのno ササsasa 喧嘩kenka旅tabi
俺oiらはいいからrahaiikara おo富士山fujisan
守mamoってくんなttekunna あのano娘musume