愛あいに挫くじけて 街まちを離はなれた
別わかれもいわずに 部屋へやをとび出だした
古里ふるさとに戻もどって バラを育そだてた
家族かぞくに隠かくれて 泣ないてばかりいた
母ははは静しずかに 私わたしに呟つぶやいた
バラにも相手あいての 気持きもちが分わかる
優やさしくならなきゃ 花はなはいじける
まして愛あいなど 実みのりはしない
涙なみだだけでは バラは咲さかない
あなたなしでは 私わたしも生いきられない
日傘ひがさを回まわして 母ははが手てを振ふる
涙なみだの中なかで 父ちちがうるんでゆく
古里ふるさとの駅えきは 一人ひとりぼっちで
笑わらう人ひと泣なく人ひと ただ見みつめている
バラの花束はなたば 指先ゆびさきにまだ
愛あいのトゲが 刺そしったままで
なのにこんなに 優やさしくなれた
こんどはきっと 愛あいを離はなさない
涙なみだで育そだてた バラの花束はなたば
胸むねにかかえて あなたの待まつ街まちへ
あなたの待まつ街まちへ
愛aiにni挫kujiけてkete 街machiをwo離hanaれたreta
別wakaれもいわずにremoiwazuni 部屋heyaをとびwotobi出daしたshita
古里furusatoにni戻modoってtte バラbaraをwo育sodaてたteta
家族kazokuにni隠kakuれてrete 泣naいてばかりいたitebakariita
母hahaはha静shizuかにkani 私watashiにni呟tsubuyaいたita
バラbaraにもnimo相手aiteのno 気持kimoちがchiga分waかるkaru
優yasaしくならなきゃshikunaranakya 花hanaはいじけるhaijikeru
ましてmashite愛aiなどnado 実minoりはしないrihashinai
涙namidaだけではdakedeha バラbaraはha咲saかないkanai
あなたなしではanatanashideha 私watashiもmo生iきられないkirarenai
日傘higasaをwo回mawaしてshite 母hahaがga手teをwo振fuるru
涙namidaのno中nakaでde 父chichiがうるんでゆくgaurundeyuku
古里furusatoのno駅ekiはha 一人hitoriぼっちでbotchide
笑waraうu人hito泣naくku人hito ただtada見miつめているtsumeteiru
バラbaraのno花束hanataba 指先yubisakiにまだnimada
愛aiのnoトゲtogeがga 刺soshiったままでttamamade
なのにこんなにnanonikonnani 優yasaしくなれたshikunareta
こんどはきっとkondohakitto 愛aiをwo離hanaさないsanai
涙namidaでde育sodaてたteta バラbaraのno花束hanataba
胸muneにかかえてnikakaete あなたのanatano待maつtsu街machiへhe
あなたのanatano待maつtsu街machiへhe