かあさん 歌詞 水前寺清子 ふりがな付

お母かあさん かあさん
お母かあちゃん かあちゃん
どの言葉ことばも とっても あったかい感かんじがします
この前まえ 母ははの手てをみたら あかぎれで いっぱいでした
髪かみの毛けをみたら 白髪しらがでいっぱいでした
長ながい間あいだ苦労くろうして大おおきくしてくれたんだなーって
感謝かんしゃの気持きもちでいっぱいでした
面めんとむかって「ありがとう」って、てれくさくて
言いえないけれど 本当ほんとうは心こころの中なかで 母かあさんありがとう
いつまでも いつまでも 長生ながいきしてね
そう思おもっているんです

かあさんの てのひらは
固かたくて ひびだらけ
だけど その手ては
あたたかかった
あたたかかった
恋こいに破やぶれた十六じゅうろくの
わたしのこころには

かあさんの 髪かみの毛けに
ちらほら 白しろいもの
だけど 何なにより
美うつくしかった
美うつくしかった
駅えきで別わかれる十七じゅうしちの
わたしのこの目めには

かあさんの くちぐせは
わたしは しあわせよ
だけど 時々ときどき
さびしげだった
さびしげだった
そっとのぞいた十八じゅうはちの
わたしの瞳ひとみには

かあさんの おもいでは
遠とおくて とぎれがち
だけど この頃ごろ
そっくりだって
そっくりだって
ほんのはずみの しぐさにも
あなたが生いきている