なごりの雪ゆきの 消きえ残のこる
山脈やまなみはるか その向むこう
男おとこの夢ゆめは 何処どこにある
今日きょうまた昏こんれる 北きたの涯はて
ひとしお沁しみる 茜空あかねぞら
心こころのままに 野のに生いきる
葦毛あしげの駒こまに 我われを見みる
後あとは向むかぬ 筈はずなのに
名なもなき花はなに 唇くちをあて
紅べにさし指ゆびの 君きみ想おもう
風かぜ吹ふく胸むねの やすらぎは
黍きび酒きびざけ詰つめし 革袋かわぶくろ
汲くめどもつきぬ 哀かなしみは
涙なみだの褥しとね 草くさまくら
明日あすまたひとり 北きたへ行いく
なごりのnagorino雪yukiのno 消kiえe残nokoるru
山脈yamanamiはるかharuka そのsono向mukoうu
男otokoのno夢yumeはha 何処dokoにあるniaru
今日kyouまたmata昏konれるreru 北kitaのno涯haてte
ひとしおhitoshio沁shiみるmiru 茜空akanezora
心kokoroのままにnomamani 野noにni生iきるkiru
葦毛ashigeのno駒komaにni 我wareをwo見miるru
後atoはha向muかぬkanu 筈hazuなのにnanoni
名naもなきmonaki花hanaにni 唇kuchiをあてwoate
紅beniさしsashi指yubiのno 君kimi想omoうu
風kaze吹fuくku胸muneのno やすらぎはyasuragiha
黍kibi酒kibizake詰tsuめしmeshi 革袋kawabukuro
汲kuめどもつきぬmedomotsukinu 哀kanaしみはshimiha
涙namidaのno褥shitone 草kusaまくらmakura
明日asuまたひとりmatahitori 北kitaへhe行iくku