童歌 ナラうた 歌詞 谷村新司 ふりがな付

春はるはサクラによりそいて
鳥とりをむかえる わらべうた
月つきはおぼろに 山やまの辺べを
描えがく まほろば ふるの里さと

夏なつはアスカのせせらぎに
蛍ほたる飛とびかう 霧きりのあと
土つちをうるおす 夕立ゆうだちに
香かおる まほろば ふるの里さと

秋あきはシラキのふところに
眠ねむる仔こ鹿じかの 浅あさき夢ゆめ
風かぜが彩いろどる もみじ葉はの
ゆれる まほろば ふるの里さと

冬ふゆはスバルのしじまから
星ほしが伝つたえし ものがたり
歌うたうこどもの 声こえの中なか
生いきる まほろば ふるの里さと

四季しきを重かさねて 節ふしを立たて
人ひとが織おりなす 綾あやのみち
柵さくを越こえゆく ココロうた
鳴ならす まほろば ふるの里さと

朔さくを紡つむいで 満みちるうた
ひびく まほろば ナラのうた

ひびく まほろば ナラのうた