津軽平野つがるへいやに 雪降ゆきふる頃ころはヨ
親父おどう一人ひとりで 出でかせぎ支度じたく
春はるにゃかならず 親父おどうは帰かえる
みやげいっぱい ぶらさげてヨ
淋さびしくなるけど なれた親父おどう
十三じゅうさん湊みなとは 西風にしかぜ強つよくて
夢ゆめもしばれる ふぶきの夜更よふけ
降ふるな降ふるなよ 津軽つがるの雪ゆきよ
春はるが今年ことしも 遅おそくなるよ
ストーブ列車れっしゃよ 逢あいたや親父おどう
「春はる来こねえかな 早はやく 春はる来こねえかな」
山やまの雪解ゆきどけ 花はな咲さく頃ころはヨ
母かあちゃんやけにヨ そわそわするネ
いつもじょんがら 大おおきな声こえで
親父おどう唄うたって 汽車きしゃからおりる
お岩木山いわきやまヨ 見みえたか親父おどう
お岩木山いわきやまヨ 見みえたか親父おどう
津軽平野tsugaruheiyaにni 雪降yukifuるru頃koroはhaヨyo
親父odou一人hitoriでde 出deかせぎkasegi支度jitaku
春haruにゃかならずnyakanarazu 親父odouはha帰kaeるru
みやげいっぱいmiyageippai ぶらさげてburasageteヨyo
淋sabiしくなるけどshikunarukedo なれたnareta親父odou
十三juusan湊minatoはha 西風nishikaze強tsuyoくてkute
夢yumeもしばれるmoshibareru ふぶきのfubukino夜更yofuけke
降fuるなruna降fuるなよrunayo 津軽tsugaruのno雪yukiよyo
春haruがga今年kotoshiもmo 遅osoくなるよkunaruyo
ストsutoーブbu列車ressyaよyo 逢aいたやitaya親父odou
「春haru来koねえかなneekana 早hayaくku 春haru来koねえかなneekana」
山yamaのno雪解yukidoけke 花hana咲saくku頃koroはhaヨyo
母kaaちゃんやけにchanyakeniヨyo そわそわするsowasowasuruネne
いつもじょんがらitsumojongara 大ooきなkina声koeでde
親父odou唄utaってtte 汽車kisyaからおりるkaraoriru
おo岩木山iwakiyamaヨyo 見miえたかetaka親父odou
おo岩木山iwakiyamaヨyo 見miえたかetaka親父odou