みなと恋うた 歌詞 吉幾三 ふりがな付

みなと恋こうた 今夜こんやも酔よって
泣ないてあの日ひが 浮うかぶ
みなとへ帰かえる 船ふねの音おと届とどきゃ
もしや あんたじゃ ないかネと
冬ふゆの夜よひとり この身みが火照ほてる
波なみが激はげしく 寄よせて来くる
淋さびしくて… 逢あいたいヨ…

みなと恋こうた 涙なみだがぽろり
枕まくら濡ぬらして あんた
夜更よふけの海うみに 浮うかんだ船せんの
軋きしむ音聞おとぎき またぽろり
積つもった情なさけ 女おんなの夜よるは
風かぜで心こころが 閉とじそうよ
哀かなしくて… 恋こいしいヨ…

みなと恋こうた 夢ゆめから覚さめりゃ
鴎かもめ 飛とび立たつ どこへ
男おとこと女おんな 惚ほれたの 私わたし
みなと 漁りょう出でる 船ふねばかり
思おもい出でだけじゃ 生いきられないよ
背中せなか あの指ゆび 触ふれたいよ
愛いとしくて… 抱だかれたい…