一枚の写真 歌詞 伍代夏子 NHKラジオ深夜便「深夜便のうた」 ふりがな付

日ひに焼やけた背表紙せびょうしの 小説しょうせつを開ひらけば
ひらひらと舞まい落おちた 一枚いちまいの写真しゃしん
あの頃ころの忘わすれ物もの 読よみ終おえたページに
残のこされたフォトグラフ 笑顔えがおの二人ふたり

若わかすぎた恋こい 苦くるしいほど
愛あいの命いのち 燃もやして…

紙しの写真しゃしんが 色いろあせても
あなたの想おもい出で 心こころに残のこる
お元気げんきですか? しあわせですか?
よみがえる日々ひび

かけること二に度どとない 懐なつかしいレコード
本棚ほんだなの片隅かたすみに 捨すてられぬままで
肩かた寄よせて聴きいていた 恋こいの歌うたせつなく
暮くらしてたあの部屋へやを 思おもい出ださせる

すれ違ちがう夢ゆめ 傷きずつけ合あい
喧嘩別けんかわかれしたけど…

「ごめんなさい」の その一言ひとこと
言いえたら二人ふたりは 変かわったかしら
覚おぼえてますか? 昔むかしのことと
笑わらい合あいたい

紙しの写真しゃしんが 色いろあせても
あなたの想おもい出で 心こころに残のこる
お元気げんきですか? しあわせですか?
よみがえる日々ひび

懐なつかしき日々ひび