涙なみだを覗のぞいて 見渡みわたす世界せかいは
澄すんだように見みえて 曖昧あいまいに滲にじんだ
あたりまえに慣なれて 流ながれる昨日きのうに
くだらない言葉ことばばかりが散ちらばってた
また、いつものように今日きょうが終おわる
風かぜに泳およぐ泡あわ 静しずかに弾はじけて
名前なまえを呼よんでも戻もどらない
ただ息いきを繋つないでいる鼓動こどうだけが 聞きこえる
どれほど愛あいを注そそいでも こぼれる命いのちは満みたされない
「おやすみ」さえ言いえないまま ずっとずっとそばにいて
寝顔ねがおを眺ながめていた
独ひとり言ごとのように あなたと話はなして
淡あわく揺ゆれる陽ひは 心こころを歪ゆがめて
何なにが正ただしいか 問といかけることなく
理想りそうが残のこした轍わだちを踏ふみしめてた
今いまを貪むさぼる温ぬくもりが
間違まちがってたのか それすらわからない
あなたを守まもるはずの手てが
ただ現実げんじつを引ひき裂さいて いつのまにか壊こわれていく
この血ちが白しろく染そめてゆく 生いきている愛あいがここにいるから
錆さびつくナイフのように ぐっとぐっと突つき刺ささる
あなたの呼吸こきゅうが
ほらまた春はるが終おわるよ 絶たえずに触ふれた優やさしさはもう
ひび割われた季節きせつに紡つむがれ そっとそっと冷つめたくなってゆくよ
行いくんだね、扉とびらを閉とざして 聞きこえない足音あしおとが響ひびいて
「おやすみ」今度こんどは言いえたよ きっときっと届とどくから
星ほしが眠ねむるころに
涙namidaをwo覗nozoいてite 見渡miwataすsu世界sekaiはha
澄suんだようにndayouni見miえてete 曖昧aimaiにni滲nijiんだnda
あたりまえにatarimaeni慣naれてrete 流nagaれるreru昨日kinouにni
くだらないkudaranai言葉kotobaばかりがbakariga散chiらばってたrabatteta
またmata、いつものようにitsumonoyouni今日kyouがga終oわるwaru
風kazeにni泳oyoぐgu泡awa 静shizuかにkani弾hajiけてkete
名前namaeをwo呼yoんでもndemo戻modoらないranai
ただtada息ikiをwo繋tsunaいでいるideiru鼓動kodouだけがdakega 聞kiこえるkoeru
どれほどdorehodo愛aiをwo注sosoいでもidemo こぼれるkoboreru命inochiはha満miたされないtasarenai
「おやすみoyasumi」さえsae言iえないままenaimama ずっとずっとそばにいてzuttozuttosobaniite
寝顔negaoをwo眺nagaめていたmeteita
独hitoりri言gotoのようにnoyouni あなたとanatato話hanaしてshite
淡awaくku揺yuれるreru陽hiはha 心kokoroをwo歪yugaめてmete
何naniがga正tadaしいかshiika 問toいかけることなくikakerukotonaku
理想risouがga残nokoしたshita轍wadachiをwo踏fuみしめてたmishimeteta
今imaをwo貪musaboるru温nukuもりがmoriga
間違machigaってたのかttetanoka それすらわからないsoresurawakaranai
あなたをanatawo守mamoるはずのruhazuno手teがga
ただtada現実genjitsuをwo引hiきki裂saいてite いつのまにかitsunomanika壊kowaれていくreteiku
このkono血chiがga白shiroくku染soめてゆくmeteyuku 生iきているkiteiru愛aiがここにいるからgakokoniirukara
錆saびつくbitsukuナイフnaifuのようにnoyouni ぐっとぐっとguttogutto突tsuきki刺saさるsaru
あなたのanatano呼吸kokyuuがga
ほらまたhoramata春haruがga終oわるよwaruyo 絶taえずにezuni触fuれたreta優yasaしさはもうshisahamou
ひびhibi割waれたreta季節kisetsuにni紡tsumuがれgare そっとそっとsottosotto冷tsumeたくなってゆくよtakunatteyukuyo
行iくんだねkundane、扉tobiraをwo閉toざしてzashite 聞kiこえないkoenai足音ashiotoがga響hibiいてite
「おやすみoyasumi」今度kondoはha言iえたよetayo きっときっとkittokitto届todoくからkukara
星hoshiがga眠nemuるころにrukoroni