春色はるいろに染そまる校舎こうしゃ
これから置おき忘わすれる世界せかい
長髪ながかみゆらす君きみはつぶやく
「遠回とおまわりをしよう?」
花はなびらが散ちるみたいに
ひらひら離はなれ 近ちかづいて
ただそうして ボクらここで繋つながったんだ
季節きせつが急せかしたように 背中せなかを押おした通学路つうがくろ
将来しょうらいの夢ゆめ 未来像みらいぞう 君きみの設計図せっけいず
テストによく出でるよ
許ゆるされたいことばっかで
見失みうしなうことばっかのこの手てに
未来みらいなんてまだ託たくせないのに
ボロボロになったペンと教科書きょうかしょ
予鈴逃よれいのがした自転車じてんしゃ
君きみを傷きずつけたあの落書らくがき
大嫌だいきらいなはずなのに
目めを塞ふさぎたいわけでもない
書かきかけの御話おはなしは
いつもあの放課後ほうかごの向むこう
おとぎの話はなしみたいな
奇跡きせきは持もち合あわせちゃいない
ただ不確ふたしかな今日きょうとそれに続つづく明日あしたが
あったくらいの世界せかい
「ろくな思おもい出でもないや」
君きみを寂さびしそうにさせる
でもこれがボクに言いえる精一杯せいいっぱいなんだ
誰だれかの投なげやりなものさしで
狂くるいない直径ちょっけいを計はかるんだ
この世界せかいの定さだめたい基準きじゅんと
行ゆき場ばないボクたちのズレた未来みらいを
そしたら言葉ことばが自由じゆうに使つかえなくなったっけ
喉のどから出でられない 「寂さびしい」
鳴なり止やまぬ後悔こうかいとリコーダー
鞄かばんの奥おくの通信簿つうしんぼ
屋上おくじょうで踏ふみつぶした三限目さんげんめ
素直すなおになれない心こころを捨すてられぬまま
言いえなかった言葉ことばは
君きみとふたり歩あるき出だす未来みらい
傷きずつけ合あった 苦くるしめ合あった
数かぞえきれないほどに悔くやんだ
ひとりになった 君きみと出会であった
大人おとなになっていた
やり直なおしなんてない もう戻もどれもしない
桜色さくらいろ 新あたらしい景色けしきを染そめる
ボロボロになったペンと教科書きょうかしょ
予鈴逃よれいのがした自転車じてんしゃ
素直すなおになればそばにいられた?
さよなら ボクらの
ボクらだけの1ページ
これからの御話おはなしは
この扉とびらを開ひらいた向むこう
春色haruiroにni染soまるmaru校舎kousya
これからkorekara置oきki忘wasuれるreru世界sekai
長髪nagakamiゆらすyurasu君kimiはつぶやくhatsubuyaku
「遠回toomawaりをしようriwoshiyou?」
花hanaびらがbiraga散chiるみたいにrumitaini
ひらひらhirahira離hanaれre 近chikaづいてduite
ただそうしてtadasoushite ボクbokuらここでrakokode繋tsunaがったんだgattanda
季節kisetsuがga急seかしたようにkashitayouni 背中senakaをwo押oしたshita通学路tsuugakuro
将来syouraiのno夢yume 未来像miraizou 君kimiのno設計図sekkeizu
テストtesutoによくniyoku出deるよruyo
許yuruされたいことばっかでsaretaikotobakkade
見失miushinaうことばっかのこのukotobakkanokono手teにni
未来miraiなんてまだnantemada託takuせないのにsenainoni
ボロボロboroboroになったninattaペンpenとto教科書kyoukasyo
予鈴逃yoreinogaしたshita自転車jitensya
君kimiをwo傷kizuつけたあのtsuketaano落書rakugaきki
大嫌daikiraいなはずなのにinahazunanoni
目meをwo塞fusaぎたいわけでもないgitaiwakedemonai
書kaきかけのkikakeno御話ohanashiはha
いつもあのitsumoano放課後houkagoのno向muこうkou
おとぎのotogino話hanashiみたいなmitaina
奇跡kisekiはha持moちchi合aわせちゃいないwasechainai
ただtada不確futashiかなkana今日kyouとそれにtosoreni続tsuduくku明日ashitaがga
あったくらいのattakuraino世界sekai
「ろくなrokuna思omoいi出deもないやmonaiya」
君kimiをwo寂sabiしそうにさせるshisounisaseru
でもこれがdemokoregaボクbokuにni言iえるeru精一杯seiippaiなんだnanda
誰dareかのkano投naげやりなものさしでgeyarinamonosashide
狂kuruいないinai直径chokkeiをwo計hakaるんだrunda
このkono世界sekaiのno定sadaめたいmetai基準kijunとto
行yuきki場baないnaiボクbokuたちのtachinoズレzureたta未来miraiをwo
そしたらsoshitara言葉kotobaがga自由jiyuuにni使tsukaえなくなったっけenakunattakke
喉nodoからkara出deられないrarenai 「寂sabiしいshii」
鳴naりri止yaまぬmanu後悔koukaiとtoリコrikoーダdaー
鞄kabanのno奥okuのno通信簿tsuushinbo
屋上okujouでde踏fuみつぶしたmitsubushita三限目sangenme
素直sunaoになれないninarenai心kokoroをwo捨suてられぬままterarenumama
言iえなかったenakatta言葉kotobaはha
君kimiとふたりtofutari歩aruきki出daすsu未来mirai
傷kizuつけtsuke合aったtta 苦kuruしめshime合aったtta
数kazoえきれないほどにekirenaihodoni悔kuやんだyanda
ひとりになったhitorininatta 君kimiとto出会deaったtta
大人otonaになっていたninatteita
やりyari直naoしなんてないshinantenai もうmou戻modoれもしないremoshinai
桜色sakurairo 新ataraしいshii景色keshikiをwo染soめるmeru
ボロボロboroboroになったninattaペンpenとto教科書kyoukasyo
予鈴逃yoreinogaしたshita自転車jitensya
素直sunaoになればそばにいられたninarebasobaniirareta?
さよならsayonara ボクbokuらのrano
ボクbokuらだけのradakeno1ペpeージji
これからのkorekarano御話ohanashiはha
このkono扉tobiraをwo開hiraいたita向muこうkou