俄にわか雨あめのようにカラッ風かぜのように
人生じんせいは何なにも語かたらずに通とおり過すぎて行いくのか
流離さすらうこの身みなぜ染そめる 茜雲あかねぐも
掌てのひらの中なかに残のこるものはなくっても
人ひとを愛あいしたか男おとことして生いきたのか
お前まえの問といにオレは胸むねを張はりたい
人ひとは人ひとと出合であい夢ゆめを結むすびながら
倖しあわせにいつも背そむかれて空そらを仰あおぎ見みるのか
流離さすらうこの身みなぜ染そめる 茜雲あかねぐも
喜よろこびを分わける女おんなはいなくても
共ともに悲かなしみを分わける女おんなはあったのか
お前まえの問といにオレは胸むねを張はりたい
流離さすらうこの身みなぜ染そめる 茜雲あかねぐも
病葉わくらばと違ちがうはずだ
もう一度いちど風かぜに立たち向むかう心意気こころいきを持もたぬのか
お前まえの問といにオレは胸むねを張はりたい
俄niwaかka雨ameのようにnoyouniカラッkaraxtu風kazeのようにnoyouni
人生jinseiはha何naniもmo語kataらずにrazuni通tooりri過suぎてgite行iくのかkunoka
流離sasuraうこのukono身miなぜnaze染soめるmeru 茜雲akanegumo
掌tenohiraのno中nakaにni残nokoるものはなくってもrumonohanakuttemo
人hitoをwo愛aiしたかshitaka男otokoとしてtoshite生iきたのかkitanoka
おo前maeのno問toいにiniオレoreはha胸muneをwo張haりたいritai
人hitoはha人hitoとto出合deaいi夢yumeをwo結musuびながらbinagara
倖shiawaせにいつもseniitsumo背somuかれてkarete空soraをwo仰aoぎgi見miるのかrunoka
流離sasuraうこのukono身miなぜnaze染soめるmeru 茜雲akanegumo
喜yorokoびをbiwo分waけるkeru女onnaはいなくてもhainakutemo
共tomoにni悲kanaしみをshimiwo分waけるkeru女onnaはあったのかhaattanoka
おo前maeのno問toいにiniオレoreはha胸muneをwo張haりたいritai
流離sasuraうこのukono身miなぜnaze染soめるmeru 茜雲akanegumo
病葉wakurabaとto違chigaうはずだuhazuda
もうmou一度ichido風kazeにni立taちchi向muかうkau心意気kokoroikiをwo持moたぬのかtanunoka
おo前maeのno問toいにiniオレoreはha胸muneをwo張haりたいritai