昔むかしの歌うたを聴ききたくはない
あの日ひが二度にどと戻もどらないかぎり
なつかしい名前なまえ口くちずさんでも
砂すなを崩くずして 土用波どようなみがゆく
愛あいの重おもさを疑うたがいながら
愛あいに全すべてをさらわれてゆく
伝つたえそこねた言葉ことばのように
雨あめをはらんで 土用波どようなみがゆく
あなたの髪かみから私わたしの髪かみへと
流ながれ落おちる 土用どよう波なみの音おと
溜息ためいきまじりの潮風しおかぜを泳およぐ
折おれたカイトに見覚みおぼえはないか
愛あいの重おもさを疑うたがいながら
愛あいに全すべてをさらわれてゆく
あなたの髪かみから私わたしの髪かみへと
流ながれ落おちる 土用どよう波なみの音おと
流ながれゆけ流ながれてしまえ立たち停とまる者ものたちよ
流ながれゆけ流ながれてしまえ根ねこそぎの土用波どようなみ
愛あいの重おもさを疑うたがいながら
愛あいに全すべてをさらわれてゆく
伝つたえそこねた言葉ことばのように
雨あめをはらんで 土用波どようなみがゆく
昔mukashiのno歌utaをwo聴kiきたくはないkitakuhanai
あのano日hiがga二度nidoとto戻modoらないかぎりranaikagiri
なつかしいnatsukashii名前namae口kuchiずさんでもzusandemo
砂sunaをwo崩kuzuしてshite 土用波doyounamiがゆくgayuku
愛aiのno重omoさをsawo疑utagaいながらinagara
愛aiにni全subeてをさらわれてゆくtewosarawareteyuku
伝tsutaえそこねたesokoneta言葉kotobaのようにnoyouni
雨ameをはらんでwoharande 土用波doyounamiがゆくgayuku
あなたのanatano髪kamiからkara私watashiのno髪kamiへとheto
流nagaれre落oちるchiru 土用doyou波namiのno音oto
溜息tameikiまじりのmajirino潮風shiokazeをwo泳oyoぐgu
折oれたretaカイトkaitoにni見覚mioboえはないかehanaika
愛aiのno重omoさをsawo疑utagaいながらinagara
愛aiにni全subeてをさらわれてゆくtewosarawareteyuku
あなたのanatano髪kamiからkara私watashiのno髪kamiへとheto
流nagaれre落oちるchiru 土用doyou波namiのno音oto
流nagaれゆけreyuke流nagaれてしまえreteshimae立taちchi停toまるmaru者monoたちよtachiyo
流nagaれゆけreyuke流nagaれてしまえreteshimae根neこそぎのkosogino土用波doyounami
愛aiのno重omoさをsawo疑utagaいながらinagara
愛aiにni全subeてをさらわれてゆくtewosarawareteyuku
伝tsutaえそこねたesokoneta言葉kotobaのようにnoyouni
雨ameをはらんでwoharande 土用波doyounamiがゆくgayuku