楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
|
中島みゆき
|
なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない いつ
|
|
中島みゆき
|
風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく 草原のペガサス
|
|
中島みゆき
|
あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる まだ飛べない雛たちみたいに 僕は この非力を嘆いている
|
|
中島みゆき
|
今は こんなに悲しくて 涙もかれ果てて もう二度と笑顔には なれそうも
|
|
中島みゆき
|
私の帰る家は あなたの声のする 街角 冬の雨に 打たれて
|
|
中島みゆき
|
ひとりでも私は 生きられるけど でも だれかと ならば
|
|
中島みゆき
|
あたし中卒やからね 仕事を もらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
|
|
中島みゆき
|
なつかしい人々 なつかしい風景 その総てと離れても あなたと歩きたい 嵐吹く大地も
|
|
中島みゆき
|
君が涙のときには 僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて 君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた ひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜
|
|
中島みゆき
|
マリコの部屋へ 電話をかけて 男と遊んでる芝居 続けてきたけれど あのこもわりと
|
|
中島みゆき
|
愛より急ぐものが どこにあったのだろう 愛を後回しにして何を急いだのだろう 甘えてはいけない 時に情は無い
|
|
中島みゆき
|
語り継ぐ人もなく 吹きすさぶ風の中へ 紛れ散らばる星の名は 忘れられても ヘッドライト・
|
|
中島みゆき
|
口をきくのがうまくなりました どんな酔いしれた人にでも 口をきくのがうまくなりました ルージュひくたびにわかります
|
|
中島みゆき
|
ニューヨークは粉雪の中らしい 成田からの便はまだまにあうだろうか 片っぱしから友達に借りまくれば けっして行けない場所でもないだろうニューヨークぐらい なのに永遠の嘘を聞きたくて
|
|
中島みゆき
|
途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか 人ごとに言うほど
|
|
中島みゆき
|
男には男の ふるさとが あるという 女には女の ふるさとが
|
|
中島みゆき
|
泣きたい夜に一人でいるとなおさらに泣けてくる 泣きたい夜に一人はいけない誰かのそばにおいで 一人で泣くとなんだか自分だけいけなく見えすぎる 冗談じゃないわ世の中誰も皆同じくらい悪い
|
|
中島みゆき
|
黄砂に吹かれて聴こえる歌は 忘れたくて忘れた 失くしたくて失くした つらい恋の歌 眠りを破って聴こえる歌は
|
|
中島みゆき
|
うらみますうらみます あたしやさしくなんかないもの うらみますいいやつだと 思われなくていいもの
|
|
中島みゆき
|
ララバイ ひとりで 眠れない夜は ララバイ あたしを
|
|
中島みゆき
|
誰か 僕を呼ぶ声がする 深い夜の 海の底から 目を
|
|
中島みゆき
|
手すりのない橋を 全力で走る 怖いのは 足元の深い峡谷を見るせいだ 透きとおった道を
|
|
中島みゆき
|
知らない言葉を 覚えるたびに 僕らは大人に近くなる けれど最後まで 覚えられない
|
|
中島みゆき
|
風にとけてったおまえが残していったものといえば おそらく誰も着そうにもない 安い生地のドレスが鞄にひとつと みんなたぶん一晩で忘れたいと思うような悪い噂
|
|
中島みゆき
|
もしも 離れ離れになっても 変わらないと あれほど誓った ことばが風に溶けてゆく
|
|
中島みゆき
|
ふるさとへ向かう最終に 乗れる人は急ぎなさいと やさしい やさしい声の駅長が 街なかに叫ぶ
|
|
中島みゆき
|
世界じゅうがだれもかも偉い奴に思えてきて まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時 突然おまえから電話がくる 突然おまえから電話がくる あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね
|
|
中島みゆき
|
世の中はいつも 変わって いるから 頑固者だけが 悲しい思いをする
|
|
中島みゆき
|
赤い花ゆれる 愛されてゆれる 愛されて頬そめて 恥じらっている 白い花ゆれる
|
|
中島みゆき
|
家を出てきてくれないかと あなたは いうけれど 私 できればあなたのことを
|
|
中島みゆき
|
はじめまして 明日 はじめまして 明日 あんたと一度
|
|
中島みゆき
|
船を出すのなら九月 誰も見ていない星の九月 人を捨てるなら九月 人は皆 冬の仕度で夢中だ
|
|
中島みゆき
|
愛だけを残せ 壊れない愛を 激流のような時の中で 愛だけを残せ 名さえも残さず
|
|
中島みゆき
|
まちがいだけを 数えていても 人の心を なぞれはしない 教えておくれ
|
|
中島みゆき
|
夢でもいいから 嘘でもいいから どうぞふりむいて どうぞ気がついて あの人におくる愛に比べたら
|
|
中島みゆき
|
海鳴りが寂しがる夜は 古い時計が泣いてなだめる 遠く過ぎて行った者たちの 声を真似して 呼んでみせる
|
|
中島みゆき
|
打ちのめされたら 打ちひしがれたら 値打ちはそこ止まりだろうか 踏み倒されたら 踏みにじられたら
|
|
中島みゆき
|
店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔っても たどりつける 店の名はライフ
|
|
中島みゆき
|
秘かに訊きたいことがある あたしは不幸じゃないかしら わかってる その答え バチ当たりを言いなさんなって
|
|
中島みゆき
|
バスがとまった気配に気づき そっとまぶたをあけてみると ここは山頂のサービスエリア 次の町まであと何百キロ 埃まみれの長距離トラックが鼻先ならべる闇の中
|
|
中島みゆき
|
淋しいなんて 口に 出したら 誰もみんな うとましくて
|
|
中島みゆき
|
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
|
|
中島みゆき
|
あなたの彼女が描いた絵の 載った本をみつけた やわらかなパステルの色は そのままにあなたの好みの色
|
|
中島みゆき
|
とめられながらも去る町ならば ふるさとと呼ばせてもくれるだろう ふりきることを尊びながら 旅を誘うまつりが聞こえる
|
|
中島みゆき
|
キツネ狩りにゆくなら気をつけておゆきよ キツネ狩りは素敵さただ生きて戻れたら ねぇ空は晴れた風はおあつらえ あとは君のその腕次第
|
|
中島みゆき
|
あなたが留守と わかっていたから 嘘でつきとめた電話をかける だれかが出たら それであきらめる
|
|
中島みゆき
|
雨もあがったことだし おまえの家でも ふっと たずねて みたくなった
|
|
中島みゆき
|
望みは何かと訊かれたら 君がこの星に居てくれることだ 力は何かと訊かれたら 君を想えば立ち直れることだ 僕は走っているだろう
|
|
中島みゆき
|
愛した人の数だけ 愛される人はいない 落ち葉の積もる窓辺はいつも 同じ場所と限るもの あなたがとうに昔を忘れたと思っていた
|
|
中島みゆき
|
空は信じられるか 風は信じられるか 味方だろうか悪意だろうか 言葉を呑んだ あれは幻の空
|
|
中島みゆき
|
輝いていた頃の君を探してた 今はもう失ったものを褒めていた そのことが君をなお傷つけていたと 気づかない僕は この愚かさを憎む
|
|
中島みゆき
|
LADY JANE 店を出るなら まだ LADY
|
|
中島みゆき
|
リラは咲く 祖国を離れて リラは咲く 忘れもせずに 見上げれば
|
|
中島みゆき
|
遙かな山から吹きつける風に ひれ伏しながら けして折れはせぬ 押し寄せる雲から打ちやまぬ雨に ひれ伏しながら
|
|
中島みゆき
|
あの遠くはりめぐらせた 妙な柵のそこかしこから 今日も銃声は鳴り響く 夜明け前から 目を覚まされた鳥たちが
|
|
中島みゆき
|
昔の女を だれかと噂するのなら 辺りの景色に気をつけてからするものよ まさかすぐ後ろの ウィンドウのかげで
|
|
中島みゆき
|
空を飛ぼうなんて 悲しい話を いつまで考えているのさ あの人が突然 戻ったらなんて
|
|
中島みゆき
|
化粧なんて どうでもいいと 思ってきたけれど せめて今夜だけでも きれいになりたい
|
|
中島みゆき
|
好きなものや欲しいものは次から次とあるけれど 必要なものというのは そんなに多くはない 私のことを憎からず思ってくれたのは事実 でも必要と思ったことなかったのも事実ね
|
|
中島みゆき
|
悲しみは あなたを失くしたことじゃなく もう二度と だれも信じられなくなることよ どうせみんなひとりぽっち
|
|
中島みゆき
|
何ンにつけ 一応は 絶望的観測をするのが癖です わかりもしない望みで 明日をのぞいてみたりしないのが癖です
|
|
中島みゆき
|
涙の国から吹く風は ひとつ覚えのサヨナラを 繰り返す おもいで河には 砂の船
|
|
中島みゆき
|
あたしは とても おつむが軽い あんたは とても
|
|
中島みゆき
|
「強くなれ 泣かないで」 「強くなれ 負けないで」 「大人になれ
|
|
中島みゆき
|
瞬きひとつの あいだの一生 僕たちはみんな一瞬の星 瞬きもせずに 息をすることさえ
|
|
中島みゆき
|
イヤリングを外して 綺麗じゃなくなっても まだ私のことを 見失ってしまわないでね フリルのシャツを脱いで
|
|
中島みゆき
|
広場の鐘が 四時を告げたら あなたの汽車が駅を出る 私 行かないわ
|
|
中島みゆき
|
傾斜10度の坂道を 腰の曲がった老婆が 少しずつのぼってゆく 紫色の風呂敷包みは また少しまた少し
|
|
中島みゆき
|
街頭インタヴューに答えて 私やさしい人が好きよと やさしくなれない女たちは答える 話しかけた若い司会者は またかとどこかで思いながら
|
|
中島みゆき
|
何か変だと第六感が今うしろ髪引っ張った だけど訊いたら気まずいようで ここで訊いたら間が悪いようで 何か変だと寒気のように今いやな感じがした だけど訊いたら機嫌損ねそう
|
|
中島みゆき
|
日本には繋がないで いま頃は真昼の国 夜の中起きている流民たちに繋いでよ ガラス越しに見る街は 届きそうなシャンデリア
|
|
中島みゆき
|
やまぬ雨のように 考え続けよう あなたのことだけを 考え続けよう 世の中のことなど振り向きもせず
|
|
中島みゆき
|
うまく化けてるね 見分けがつかない程に 静かな人に見えるよ どこから見ても たぎる怒り
|
|
中島みゆき
|
思い出なんか邪魔な荷物 急いで捨てることさ 傾いた船べりから 後悔は終わらない
|
|
中島みゆき
|
夢なら醒めるいつかは醒める 見なけりゃよかったのにと言われても それでも夢が醒めるまでのあいだ 見てたことを幸せと呼びたいわ あなたの町が窓の向こうで星のように遠ざかる電車で思います
|
|
中島みゆき
|
眠らないで眠らないで ずっとずっとずっと このままふたりいつまでも歩きましょう 眠りの国のゴンドラはひとり乗り 出会ったことも
|
|
中島みゆき
|
時は全てを連れてゆくものらしい なのにどうして寂しさを置き忘れてゆくの いくつになれば人懐かしさを うまく捨てられるようになるの 難しいこと望んじゃいない
|
|
中島みゆき
|
大陸からの強い寒気が下がって 今夜半 冷え込みます 夕方遅く降りだした雪は明日もかなり強く降るでしょう 昨日ついた足跡もみんなみんな包んで
|
|
中島みゆき
|
1. 負けんもんね(負けんもんね) 負けんもんね(負けんもんね) あぁ
|
|
中島みゆき
|
たぶん何かが足りなかったんでしょう それが何だったのかが 今もわからない それがそれがわかっていたなら あなたを傷つけはしなかったのに
|
|
中島みゆき
|
1. 痛い苦しい時にゆく もしくは運ばれる ゆかずに済めば関りたくない それが病院
|
|
中島みゆき
|
悲しみばかり見えるから この目をつぶすナイフがほしい そしたら闇の中から 明日が見えるだろうか 限り知れない痛みの中で
|
|
中島みゆき
|
雪 気がつけばいつしか なぜ こんな夜に降るの いま
|
|
中島みゆき
|
怜子 いい女になったね 惚れられると 女は 本当に変わるんだね
|
|
中島みゆき
|
Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない Oh,
|
|
中島みゆき
|
ネオンサインが妖しすぎて あらぬ期待の国道沿い いま通った車もきっと5分でUターンして来る '60年のカレンダーが今もここでは使われてる
|
|
中島みゆき
|
Maybe 夢見れば Maybe 人生は Maybe
|
|
中島みゆき
|
風に呼ばれて振り向く君を 僕は少し妬ましく見守り続ける この手に摘んだら 融けてしまうね 魔法使いの夢のように
|
|
中島みゆき
|
むずかしい言葉は自分を守ったかい 振りまわす刃は自分を守ったかい 降りかかる火の粉と 降り注ぐ愛情を けして間違わずに来たとは言えない
|
|
中島みゆき
|
長いあいだ待ちこがれてた あたしにでも だれか残っているかと こんないい年になってもしまっても おとぎばなしじみたことを信じて
|
|
中島みゆき
|
僕のことばは意味をなさない まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね ドアのあかないガラスの城で みんな戦争の仕度を続けてる 旅をすること自体
|
|
中島みゆき
|
夜明け間際の 吉野屋では 化粧の はげかけた シティ・ガールと
|
|
中島みゆき
|
遠く遠く遠く遠く 続く旅の 明け暮れに いつかいつか忘れかけた 旅に出た
|
|
中島みゆき
|
何ンにも 言わないで この手を握ってよ 声にならない歌声が 伝わってゆくでしょう
|
|
中島みゆき
|
高い空 腕を伸ばして どこまでも咲こうとした めぐりあわせの儚さに まだ気づきもせず
|
|
中島みゆき
|
アゼルバイジャンの夕暮れは 女満別の夕暮れと変わらない 歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ 銃で砕かれた建物や
|
|
中島みゆき
|
1. どうせひと夜の花よ あてにしないでおくれ 風が変われば行方も変わる それは私のせいじゃない
|
|
中島みゆき
|
だれかあなたを待たせてる人がおありですか さっきから見るともなく見ている私を悪く思わないで下さい そこから何が見えますかタバコの煙越し 窓の彼方 マスターはあい変らず何も話さない
|
|
中島みゆき
|
なつかしい野原で遊んでる夢を見ました 何がそんなにおかしいのか 笑っていました 風の吹く野原で 髪が舞い上がっても
|
|
中島みゆき
|
真直な線を 引いてごらん 真直な線なんて 引けやしないよ 真直な定規を
|
|
中島みゆき
|
忘れていたのよ あんたのことなんて いつまでも 忘れてるつもりだったのに
|
|
中島みゆき
|
こんな言葉を 今どきわかる人がいるかしら 言葉は変わる 暮らしは変わる 今では
|
|
中島みゆき
|
ねこちぐらに潜り込んで 1日じゅう出て来ないの ずいぶん古くてボロボロなのに 藁の匂いも消え去ったのに ねこちぐらに潜り込んで
|
|
中島みゆき
|
嗚呼 1日を何処へ運ぼうか 過ぎ去りし過去の日へ 暦を直すため 嗚呼
|
|
中島みゆき
|
見たこともない空の色 見たこともない海の色 見たこともない野を越えて 見たこともない人に会う 急いで道をゆく人もあり
|
|
中島みゆき
|
崩れゆく砂を素手で塞きとめるような 長い1日の後 語るあてもなく 風よ味方になってよ 心折れる夜は
|
|
中島みゆき
|
悲しい気持ちを 抱きしめて 悲しみ知らないふりをする 笑っているのは 泣き顔を
|
|
中島みゆき
|
風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪 だけど
|
|
中島みゆき
|
ああ 月の夜は ああ 夢になれよ
|
|
中島みゆき
|
あなたが急に早足で 何か約束でも思い出したように登ってゆく 待ってください 呼ぶ声は切れぎれに 日の暮れがたに
|
|
中島みゆき
|
遠い国の客には笑われるけれど 押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れない まるで人のすべてが敵というように 肩を張り肘を張り
|
|
中島みゆき
|
どこで泣こうと涙の勝手 知ったことじゃないけれど あんたの前じゃ泣きやしないから せいぜい安心するがいい さしでたことを望みすぎるから
|
|
中島みゆき
|
避けられてるかもしれない予感 それとなくそれとなく感じてた 愛されてるかもしれない期待 かろうじてかろうじてつないだ 話がある、と
|
|
中島みゆき
|
拾ってきたラジカセだけが たったひとつの窓だった 教科書よりずっとはるかに 真実に聴こえたラヴソング 手当たりしだいムカついてた
|
|
中島みゆき
|
言えないこと何かあって 貴方の目が夜へ逸れる 点けたままのTVの中 昔に観た映画が光る 出来上がらないパズルのようね
|
|
中島みゆき
|
おまえの惚れた あの女を真似て 使い古しの女っぽさ あたしも染まってみた おまえの惚れた
|
|
中島みゆき
|
グラスの中に自分の背中がふいに見える夜は あわせ鏡を両手で砕く 夢が血を流す なりたい夢となれる夢とが本当はちがうことくらい わかってるから鏡みるとき芝居してるのよ
|
|
中島みゆき
|
泣きながら電話をかければ バカな奴だとなだめてくれる 眠りたくない気分の夜は 物語をきかせてくれる とてもわがままな私に
|
|
中島みゆき
|
海よ おまえが 泣いてる夜は 遠い 故郷の
|
|
中島みゆき
|
涙色した貝は 私の心 あなたの指から こぼれ落ちた 波のしずく
|
|
中島みゆき
|
もう長いこと あたしは ひとり遊び 独楽を回したり 鞠をついたりして
|
|
中島みゆき
|
さよなら さよなら 今は なにも 言わないわ
|
|
中島みゆき
|
だれも覚えていないあの桟橋に まだ灯りが点っていた頃のこと だれも覚えていないあの桟橋で いつもかくれて逢っていた二人のこと 何もない二人は与えあえる物もなく
|
|
中島みゆき
|
思い出は綺麗 本当より綺麗 ありえぬほどいい人が 心で育つ 思い出はひいき
|
|
中島みゆき
|
噂は案外当たってるかもしれない 女の六感は当たってるかもしれない おひとよしの男だけがあたしに抱き盗られている 子供の瞳が怯えている 子犬のしっぽが見抜いている
|
|
中島みゆき
|
メッセージを お願いします 今 出てゆくあの船に
|
|
中島みゆき
|
一匹も すくえなかったね ほんとうに要領が悪いんだから 浮いてきたところ すくわなきゃ
|
|
中島みゆき
|
あなたが海を見ているうちに 私 少しずつ遠くへゆくわ 風が冷たくならないうちに 私
|
|
中島みゆき
|
雨が空を捨てる日は 忘れた昔が 戸を叩く 忘れられない 優しさで
|
|
中島みゆき
|
さあ指笛を 吹き鳴らし 陽気な歌を 思い出せ 心の憂さを
|
|
中島みゆき
|
屋根打つ雨よりも 胸打つあの歌は 二度とは戻らない 宙の流れ 何ひとつ変わらず人々は呼び合い
|
|
中島みゆき
|
道を教えてください 足跡残してください そこまでどれだけ遠いのでしょう 痛みを抱えた動物たちだけが向かう
|
|
中島みゆき
|
もういちど雨が降りだしたみたいだね 遠ざかる車たちの足音が濡れている この街の雨は ひそやかな音で降るね 今もまだ馴染めなくて
|
|
中島みゆき
|
私には何が有る 他と比べずに何が有る 私には何が無い 他と比べずに何が無い アジアの国に生まれ来て
|
|
中島みゆき
|
MERRY-GO-ROUND,MERRY-GO-ROUND 後ろ姿と涙たち MERRY-GO-ROUND, MERRY-GO-ROUND いついつまでも
|
|
中島みゆき
|
灯りの点る窓 あれは盗みを退けるため 人住むふりをして ほら、じきにTVも点く
|
|
中島みゆき
|
あてもなく自分を休みたい日がある 弱音を少しだけ解き放ちたい日がある 強がりを続けてどこまでも走るだろう けれどふと黙りこむ時もあるのだろう たとえばこんな満天の星の夜
|
|
中島みゆき
|
眠りなさい娘 恐い夢を見ずに 眠りなさい何も思い出さずに 悲しみを忘れるために人は夜の旅をする 河は流れ
|
|
中島みゆき
|
この街はアンテナを網のように張りめぐらせて 何もかも見張ってる 口さがなくって息が詰まるわ 二人で街を出よう 二人で旅をしよう
|
|
中島みゆき
|
いつかひとりになった時に この歌を思い出しなさい どんななぐさめも追いつかない ひとりの時に歌いなさい おまえより多くあきらめた人の
|
|
中島みゆき
|
閉じかけたドアから鳥が飛び込んだわ 夜のエレベーターは私一人だった ナイフだと思ったわ ありうるわ この恋
|
|
中島みゆき
|
まだ眠っている町を抜け出して駈け出すスニーカー おだやかでなけりゃ残れない時代少し抜け出して まだ眠っている町を抜け出して駈け出すスニーカー おだやかでなけりゃ残れない時代少し抜け出して
|
|
中島みゆき
|
地下鉄の海へ流れ込む人の流れに身をまかせ 今日も流れゆく流れゆく心のぬけがら 互いに誰もがまるで人のいない砂漠をゆくように うまくすり抜けてすり抜けて触れあわず流れゆく 突然袖引かれ見れば
|
|
中島みゆき
|
やさしい名前を つけたこは 愛されやすいと 言うけれど 私を愛してもらうには
|
|
中島みゆき
|
わるいけどそこで 眠ってるひとを 起こしてほしいの 急いでるの 話があるの
|
|
中島みゆき
|
黙っているのは 卑怯なことだと おしゃべり男の 声がする 命があるなら
|
|
中島みゆき
|
はじめて私に スミレの花束くれた人は サナトリウムに消えて それきり戻っては来なかった はじめて私が
|
|
中島みゆき
|
僕は乱世に生まれ 乱世に暮らす ずっと前からそうだった 僕は乱世に生まれ 乱世に育つ
|
|
中島みゆき
|
初めて渡ったときは気分が悪くなり しばらく道の隅で休んでいました それから何年も そこを渡るたびに 気持ちを使い果たす程に疲れました
|
|
中島みゆき
|
本当のことは 無限大にある すべて失くしても すべては始まる 本当のことは
|
|
中島みゆき
|
裸爪のライオン 飛べないカモメ まだ あきらめを覚えていない者
|
|
中島みゆき
|
広い空の中には 罪もけがれもある 広い空の中には 何もないわけじゃない 広い空の上から
|
|
中島みゆき
|
波のかなたから流れて来るのは 私の知らない貝殻ばかり 波のかなたから流れて来るのは 私の知らない寿歌ばかり 遠い昔のあの日から
|
|
中島みゆき
|
夢見続けた願いはいつも 愛されること愛してもらうこと それが人生の幸せだって いつも信じてた 信じて待った
|
|
中島みゆき
|
降りしきる雨は霞み 地平は空まで 旅人一人歩いてゆく 星をたずねて どこにでも住む鳩のように
|
|
中島みゆき
|
やさしそうな表情は 女たちの流行 崩れそうな強がりは 男たちの流行 本当のことは言えない
|
|
中島みゆき
|
街に流れる歌を聴いたら 気づいて 私の声に気づいて 夜にさざめく 灯りの中で
|
|
中島みゆき
|
右へ行きたければ 右へ行きゃいいじゃないの あたしは左へ行く 山へ行きたければ 山へ行きゃいいじゃないの
|
|
中島みゆき
|
時は流れゆき 想い出の船は港をはなれ 通りすぎてゆく人達も 今はやさしく見える そんなある日
|
|
中島みゆき
|
1. 身体の中を流れる涙 どこを切っても涙が落ちる 涙が私を動かしている 私は涙でできている
|
|
中島みゆき
|
あなた恋していないでしょ わざと恋していないでしょ 理屈に適うことばかり 他人事みたいに話すもの あなた恋していないでしょ
|
|
中島みゆき
|
Nobody Is Right, Nobody Is
|
|
中島みゆき
|
帰れない者たちが 月を見る十三夜 「帰る気もないのね」と 手紙読む十三夜 冷たい肌です
|
|
中島みゆき
|
あなたの瞳の中で 私は誰 あなたの中で 私は誰 知人・友人・愛人・家人
|
|
中島みゆき
|
SWEET POISON, SWEET POISON, 夢を見せてあげる
|
|
中島みゆき
|
今より未来のほうが きっと良くなってゆくと 教えられたから ただ待っている 星はまたたいて笑う
|
|
中島みゆき
|
忘れないと誓ったあの日の夏は遠く 寄せて返す波にもあの日の風はいない ああ二人で点した あの部屋のキャンドルは
|
|
中島みゆき
|
それは星の中を歩き回って帰りついた夜でなくてはならない けっして雨がコートの中にまで降っていたりしてはならない それは なんにもないなんにもない部屋の ドアを開ける夜でなくてはならない
|
|
中島みゆき
|
あしたバーボンハウスで幻と待ち合わせ ひどい雨ですねひとつどうですかどこかで会いましたね 古いバーボンハウスで幻を待ちぼうけ 遅いねもう1杯まだかねもう1杯 斯くして店は繁盛る
|
|
中島みゆき
|
今夜のうちに話してしまいたかったの 私の嘘とあやまちのこと あなたが酔って眠る時には 芝居の布団を掛けたくなかった 聞きたい話じゃないでしょうけど
|
|
中島みゆき
|
常夜灯が点いているから あたし泣かないわ 常夜灯が点いているから あたし泣かないわ もう二度とあの人が通って来ない曲がり角を
|
|
中島みゆき
|
ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心 ひと粒の心
|
|
中島みゆき
|
昔、僕はこの池のほとりの 1本の木だったかもしれない 遠い空へ手を伸ばし続けた やるせない木だったかもしれない あの雨が降ってくる
|
|
中島みゆき
|
足元の石くれをよけるのが精一杯 道を選ぶ余裕もなく 自分を選ぶ余裕もなく 目にしみる汗の粒をぬぐうのが精一杯 風を聴く余裕もなく
|
|
中島みゆき
|
忘れなけりゃならないことを 忘れながら人は生きるよ 無理して笑っても 無理してふざけても 意地悪な風
|
|
中島みゆき
|
私たちは春の中で 淋しさに苛立っていた 通りすぎる春の中で 遅れることに怯えていた もしも1人だったならば
|
|
中島みゆき
|
風につづるしかなかった手紙 あなただけは呼んで 雪でつくるしかなかった形見 あなただけは抱いて 記された文がこの世に残ってゆく
|
|
中島みゆき
|
いちばん最後に 見た夢だけを 人は覚えているのだろう 幼い日に見た夢を 思い出してみないか
|
|
中島みゆき
|
つむじ風に逆らって 知らない路地を曲がるとき ふと思いだす 忘れた使い 夢の中の原っぱに
|
|
中島みゆき
|
C.Q. C.Q.…… C.Q. C.Q.…… C.Q.
|
|
中島みゆき
|
その日もおいらはアルバイトでこき使われてくたばってた 路地裏では遠慮なしに猫がさかっていた 表通りのキャバレーからぼられた客がころがり出す 踏みたおしてただで済むと思うなとしゃがれ声 逃げこんできたのはおいらの1DK
|
|
中島みゆき
|
なんだァ そういうことかァ 言ってくれないんだもの 期待してしまった 仕度してしまった
|
|
中島みゆき
|
煙草をください あの人に見せたいから 煙草をください わざとすってみせるから みつめてください
|
|
中島みゆき
|
あたしたち多分 大丈夫よね フォークにスパゲティを巻きつけながら彼女は訊く 大丈夫じゃない訳って何さ ナイフに急に力を入れて彼はことばを切る
|
|
中島みゆき
|
笑わせるじゃないか あたしときたら あの人がそれとなく うるさがっているのに 笑わせるじゃないか
|
|
中島みゆき
|
強がりはよせヨと笑ってよ 移り気な性質よと 答えたら それならば唇かみしめて なぜ目をそらすかと
|
|
中島みゆき
|
思い出してごらん 五才の頃を 涙流していた 五才の頃を 嘆く訳といえば
|
|
中島みゆき
|
信じられない頃に あなたが やって来たの 何も悪くは ないの
|
|
中島みゆき
|
私たちが暮らした あの窓からは見えなかった 星の渦が 騒いでいます 浴びるような星の中
|
|
中島みゆき
|
希いに希う人ほど 希いを口に出さない 誰に打ち明けてみても 届かなかった日が多すぎて 欲にまみれた希いばかりが
|
|
中島みゆき
|
モデルはどんなつもりに写ろうかと あれこれ考えてやって来た それなりに モデルはどんなつもりに写ったかと 期待を籠めて出来上がりを覗き込む
|
|
中島みゆき
|
何処で眠りに就こう 静まらない夜の中 石畳の隙間で ノイズの羽根にくるまる 君はもう寝たのかな
|
|
中島みゆき
|
あらん限りの大声を張りあげて 赤ん坊の私はわめいていた 大きな声を張りあげることで 大人のあいだに入れると思った 大人の人たちの声よりも
|
|
中島みゆき
|
粗略に扱ってかまわない人間が ないがしろに扱ってかまわない人間が あなたの国にはまさか いないですね (いないですね)
|
|
中島みゆき
|
沢山の親切と心配をありがとう 沢山の気づかいと人生をありがとう どれもこれもあなたには 出来ない無理をさせたのね そんなにいつの間にボロボロになってたの
|
|
中島みゆき
|
シャングリラから シャングリラから いつか迎えの馬車が来る シャングリラには シャングリラには
|
|
中島みゆき
|
アマテラス アマテラス アマテラス どこにいるの アマテラス
|
|
中島みゆき
|
はじめてあなたを見かけた時に 誰よりもなつかしい気がしました 遠い昔から知ってたような とてもなつかしい人に思えて 気のせいでしょうとそれきり忙しく
|
|
中島みゆき
|
忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも 忘れてはいけないことが必ずある 口に出すことができない人生でも
|
|
中島みゆき
|
だから 笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで 喜びも 悲しみも
|