これこそはと信しんじれるものが
この世よにあるだろうか
信しんじるものがあったとしても
信しんじないそぶり
悲かなしい涙なみだを流ながしている人ひとは
きれいなものでしょうネ
涙なみだをこらえて笑わらっている人ひとは
きれいなものでしょうネ
男おとこはどうして女おんなを求もとめて
さまよっているんだろう
女おんなはどうして男おとこを求もとめて
着飾きかざっているんだろう
いいかげんな奴やつらと口くちをあわせて
おれは歩あるいていたい
いいかげんな奴やつらも口くちをあわせて
おれと歩あるくだろう
たたかい続つづける人ひとの心こころを
誰だれもがわかってるなら
たたかい続つづける人ひとの心こころは
あんなには 燃もえないだろう
傷きずつけあうのがこわかった昔むかしは
遠とおい過去かこのこと
人ひとには人ひとを傷きずつける力ちからがあったんだろう
吹ふきぬける風かぜのような
おれの住すむ世界せかいへ
一度いちどはおいでヨ
荒あれ果はてた大地だいちにチッポケな花はなを一ひとつ
咲さかせておこう
おれもきっと君きみのいる太陽たいようのあるところへ
行いってみるヨ
そして きっと言いうだろう
来きてみて良よかった 君きみがいるから
長ながい長ながい坂さかを登のぼって
後うしろを見みてごらん 誰だれもいないだろう
長ながい長ながい坂さかをおりて
後うしろを見みてごらん
皆みんなが上うえで 手てを振ふるサ
きどったしぐさがしたかったアンタ
鏡かがみを見みてごらん
きどったアンタが映うつってるじゃないか
アンタは立派りっぱな人ひとサ
激はげしい激はげしい恋こいをしているおれは
いったい誰だれのもの
自分じぶんじゃ 言いいたいのサ
君きみだけのおれだと 君きみだけのものだと
裏切うらぎりの恋こいの中なかで
おれは一人ひとりもがいている
はじめから だますつもりでいたのかい
僕ぼくの恋人こいびとヨ
古ふるい船ふねには新あたらしい水夫すいふが
乗のり込こんで行いくだろう
古ふるい船ふねをいま 動うごかせるのは
古ふるい水夫すいふじゃないだろう
なぜなら古ふるい船ふねも 新あたらしい船ふねのように
新あたらしい海うみへ出でる
古ふるい水夫すいふは知しっているのサ
新あたらしい海うみのこわさを
いったい
おれ達たちの魂たましいのふるさとってのは
どこにあるんだろうか
自然しぜんに帰かえれっていうことは
どういうことなんだろうか
誰だれかが言いってたぜ
おれは人間にんげんとして 自然しぜんに生いきてるんだと
自然しぜんに生いきてるって
わかるなんて
何なんて不自然ふしぜんなんだろう
孤独こどくをいつの間まにか
淋さびしがり屋やと かんちがいして
キザなセリフをならべたてる
そんな自分じぶんを見みた
悲かなしい男おとこと 悲かなしい女おんなの
いつものひとりごと
それでも いつかは
いつものように 慰なぐさめあっている
これこそはとkorekosohato信shinじれるものがjirerumonoga
このkono世yoにあるだろうかniarudarouka
信shinじるものがあったとしてもjirumonogaattatoshitemo
信shinじないそぶりjinaisoburi
悲kanaしいshii涙namidaをwo流nagaしているshiteiru人hitoはha
きれいなものでしょうkireinamonodesyouネne
涙namidaをこらえてwokoraete笑waraっているtteiru人hitoはha
きれいなものでしょうkireinamonodesyouネne
男otokoはどうしてhadoushite女onnaをwo求motoめてmete
さまよっているんだろうsamayotteirundarou
女onnaはどうしてhadoushite男otokoをwo求motoめてmete
着飾kikazaっているんだろうtteirundarou
いいかげんなiikagenna奴yatsuらとrato口kuchiをあわせてwoawasete
おれはoreha歩aruいていたいiteitai
いいかげんなiikagenna奴yatsuらもramo口kuchiをあわせてwoawasete
おれとoreto歩aruくだろうkudarou
たたかいtatakai続tsuduけるkeru人hitoのno心kokoroをwo
誰dareもがわかってるならmogawakatterunara
たたかいtatakai続tsuduけるkeru人hitoのno心kokoroはha
あんなにはannaniha 燃moえないだろうenaidarou
傷kizuつけあうのがこわかったtsukeaunogakowakatta昔mukashiはha
遠tooいi過去kakoのことnokoto
人hitoにはniha人hitoをwo傷kizuつけるtsukeru力chikaraがあったんだろうgaattandarou
吹fuきぬけるkinukeru風kazeのようなnoyouna
おれのoreno住suむmu世界sekaiへhe
一度ichidoはおいでhaoideヨyo
荒aれre果haてたteta大地daichiにniチッポケchippokeなna花hanaをwo一hitoつtsu
咲saかせておこうkaseteokou
おれもきっとoremokitto君kimiのいるnoiru太陽taiyouのあるところへnoarutokorohe
行iってみるttemiruヨyo
そしてsoshite きっとkitto言iうだろうudarou
来kiてみてtemite良yoかったkatta 君kimiがいるからgairukara
長nagaいi長nagaいi坂sakaをwo登noboってtte
後ushiろをrowo見miてごらんtegoran 誰dareもいないだろうmoinaidarou
長nagaいi長nagaいi坂sakaをおりてwoorite
後ushiろをrowo見miてごらんtegoran
皆minnaがga上ueでde 手teをwo振fuるruサsa
きどったしぐさがしたかったkidottashigusagashitakattaアンタanta
鏡kagamiをwo見miてごらんtegoran
きどったkidottaアンタantaがga映utsuってるじゃないかtterujanaika
アンタantaはha立派rippaなna人hitoサsa
激hageしいshii激hageしいshii恋koiをしているおれはwoshiteiruoreha
いったいittai誰dareのものnomono
自分jibunじゃja 言iいたいのitainoサsa
君kimiだけのおれだとdakenooredato 君kimiだけのものだとdakenomonodato
裏切uragiりのrino恋koiのno中nakaでde
おれはoreha一人hitoriもがいているmogaiteiru
はじめからhajimekara だますつもりでいたのかいdamasutsumorideitanokai
僕bokuのno恋人koibitoヨyo
古furuいi船funeにはniha新ataraしいshii水夫suifuがga
乗noりri込koんでnde行iくだろうkudarou
古furuいi船funeをいまwoima 動ugoかせるのはkaserunoha
古furuいi水夫suifuじゃないだろうjanaidarou
なぜならnazenara古furuいi船funeもmo 新ataraしいshii船funeのようにnoyouni
新ataraしいshii海umiへhe出deるru
古furuいi水夫suifuはha知shiっているのtteirunoサsa
新ataraしいshii海umiのこわさをnokowasawo
いったいittai
おれore達tachiのno魂tamashiiのふるさとってのはnofurusatottenoha
どこにあるんだろうかdokoniarundarouka
自然shizenにni帰kaeれっていうことはretteiukotoha
どういうことなんだろうかdouiukotonandarouka
誰dareかがkaga言iってたぜttetaze
おれはoreha人間ningenとしてtoshite 自然shizenにni生iきてるんだとkiterundato
自然shizenにni生iきてるってkiterutte
わかるなんてwakarunante
何nanてte不自然fushizenなんだろうnandarou
孤独kodokuをいつのwoitsuno間maにかnika
淋sabiしがりshigari屋yaとto かんちがいしてkanchigaishite
キザkizaなnaセリフserifuをならべたてるwonarabetateru
そんなsonna自分jibunをwo見miたta
悲kanaしいshii男otokoとto 悲kanaしいshii女onnaのno
いつものひとりごとitsumonohitorigoto
それでもsoredemo いつかはitsukaha
いつものようにitsumonoyouni 慰nagusaめあっているmeatteiru