泣なけた 泣なけた
こらえきれずに 泣なけたっけ
あの娘こと別わかれた かなしさに
山やまのかけすも 啼ないていた
一本杉いっぽんすぎの
石いしの地蔵じぞうさんのョ 村むらはずれ
遠とおい 遠とおい
想おもい出だしても 遠とおい空そら
必かならず東京とうきょうへ 着ついたなら
便たよりおくれと 云いった娘ひと
りんごのような
赤あかい頬ほっぺたのョ あの涙なみだ
呼よんで 呼よんで
そっと月夜つきよにゃ 呼よんでみた
嫁よめにも行いかずに この俺おれの
帰かえりひたすら 待まっている
あの娘こはいくつ
とうに二十はたちはョ 過すぎたろに
泣naけたketa 泣naけたketa
こらえきれずにkoraekirezuni 泣naけたっけketakke
あのano娘koとto別wakaれたreta かなしさにkanashisani
山yamaのかけすもnokakesumo 啼naいていたiteita
一本杉ipponsugiのno
石ishiのno地蔵jizouさんのsannoョxyo 村muraはずれhazure
遠tooいi 遠tooいi
想omoいi出daしてもshitemo 遠tooいi空sora
必kanaraずzu東京toukyouへhe 着tsuいたならitanara
便tayoりおくれとriokureto 云iったtta娘hito
りんごのようなringonoyouna
赤akaいi頬hoっぺたのppetanoョxyo あのano涙namida
呼yoんでnde 呼yoんでnde
そっとsotto月夜tsukiyoにゃnya 呼yoんでみたndemita
嫁yomeにもnimo行iかずにkazuni このkono俺oreのno
帰kaeりひたすらrihitasura 待maっているtteiru
あのano娘koはいくつhaikutsu
とうにtouni二十hatachiはhaョxyo 過suぎたろにgitaroni