CLOSE TO YOU 歌詞 槇原敬之 ふりがな付

もしも 隣となりの車両しゃりょうに
君きみがいるのに気付きづいても
ラッシュアワーの なかじゃ
声こえもかけられない
それなりに 忙いそがしくて
二人ふたりでなかなか
会あえなくて
電話でんわの向むこうの声こえでも 切せつなくなるよ
二人ふたり合あわせた休日きゅうじつが
幕まくを閉とじる頃ころは 君きみを抱だきしめる
腕うでに力ちからが入はいるよ
悲かなしくて悲かなしくて どうしようもないときも
笑わらってみせる そんな君きみをわかりたい
誰だれよりも誰だれよりも 僕ぼくじゃなきゃって
思おもわせるよ会あえなくても側そばにいたい
最終さいしゅうの電車でんしゃ待まってる 少すこし冷ひえた駅えきのホーム
優やさしい言葉ことばなんかじゃ
君きみを悲かなしくさせるだけ
山やまの手てから下おりてくる
北風きたかぜが目めに痛いたい
白しろい息いきが流ながれる肩かたに
雪ゆきが降ふるといいね
二人ふたりで会あったその夜よるに
電話でんわをかけてくる そんな君きみの
素敵すてきな気持きもちを
ずっと忘わすれないで
ひび割われた 唇くちびる が
少すこしだけ痛いたかったキスも
観覧車かんらんしゃの中なかに
忘わすれた手袋てぶくろも 今いま 僕ぼくらがこうして
幸しあわせでいられることに ひとつだって
欠かけちゃいけない
悲かなしくて悲かなしくて どうしようもないときも
笑わらってみせる そんな君きみをわかりたい
誰だれよりも誰だれよりも
僕ぼくじゃなきゃって 思おもわせるよ
会あえなくても 側そばにいるよ