10クローネとパン 歌詞 AKB48 ふりがな付

10クローネばかり
貸かしてくれよ
来月らいげつには
返かえすから
雨あめが止やんだら
仕事しごともある
僕ぼくを信しんじて

街まちの外はずれに建たってた
古ふるい見世物みせもの小屋ごや
なぜだか
華はなやかに見みえてたんだ
集あつまった大人おとなのせいかな

テントから潜もぐり込こんで
リハーサルを覗のぞいてた
とんがった靴くつ履はいた
司会者しかいしゃのJokeは笑わらえない

AH-
だけど
目めの前まえには
眩まばゆい電飾でんしょくが
溢あふれて
僕ぼくの知しらない世界せかいへ
連つれて行いってくれたよ

WORLD
10クローネ出だせば
パンが買かえる
ワインだって
手てに入はいる
それより僕ぼくは
夢ゆめが欲ほしい
ウキウキさせる
音楽おんがくとか
辺あたりでは
見みたことない
奇抜きばつな衣装いしょうを…

あの人ひとは仕事しごともせず
昼間ひるまから酒飲さけのみ
管くだ巻まいて
「この世よは闇やみなんだ」と
死しんだ目めでつぶやく
安やすっぽい絶望ぜつぼうさ
死しねばいい

僕ぼくの母親ははおやは
ダンサーだったらしい
愛人あいじんの道化師どうけしと
竹馬たけうまを履はいて逃にげて行いったって…

AH-
ある日ひ
僕ぼくの家いえの
笑わらいやしあわせが
消きえたよ
愛あいに触ふれたこともなく
愛あいの意味いみも知しらなかった

WORLD
10クローネ出だせば
パンが買かえる
ワインだって
手てに入はいる
それより僕ぼくは
チケットが欲ほしい
こっそり脇わきから
入はいるんじゃなく
正式せいしきに
入いり口ぐちから
未来みらいに向むかおうか

呼吸こきゅうをする度たび
白しろい息いき
それは僕ぼく自身じしん
まるで
一ひとつの宇宙うちゅうが現あらわれて
神かみの掌てのひらの上うえ

いくばくかの金きんなんか
意味いみはないんだ
生いきる価値かちを探さがせ
パンやワインなんかより
大切たいせつなもの
アイデンティティを思おもい出だせ

そう僕ぼくは目めを閉とじて
走はしってる

WORLD
10クローネ出だせば
パンが買かえる
ワインだって
手てに入はいる
それより僕ぼくは
夢ゆめが欲ほしい
ウキウキさせる
音楽おんがくとか
辺あたりでは
見みたことない
奇抜きばつな衣装いしょうを…

正式せいしきに
入いり口ぐちから
未来みらいに向むかおうか