あなたへ 歌詞 さだまさし ふりがな付

愛いとしいあなたが今いままで
どんな風ふうに傷きずついて生いきたか
それでも自分じぶんを捨すてないで
心こころを護まもって生いきてきたか
あの時ときにも あんな時ときにも
あの時ときにも あんな時ときにも

私わたしにはあなたを護まもる
術すべなど何なにもなくただ不器用ぶきように
歌うたうことだけ あなたのために
歌うたうしか出来できないけど
どんな時ときにも いつでも
どんな時ときにも いつでも

悲かなしみの底そこでも笑顔えがおを捨すてない
あなたの苦くるしみの本当ほんとうの深ふかさを
思おもい知しりながら支ささえたいのは
明日あす何なにが出来できるのかということ
昨日きのうのことより 今日きょうのことより
昨日きのうのことより 今日きょうのことより

未来みらいには幾いくつかの顔かおがある
例たとえば不安ふあんと希望きぼう もしも私わたしの歌うたが
あなたの不安ふあんを和やわらげられて
微かすかな希望きぼうに寄より添そえたら
今日きょうのことより 明日あすのことへ
今日きょうのことより 明日あすのことへ

悲かなしみの中なかでも季節きせつは巡めぐる
寒さむい冬ふゆのあとにでも きっと綺麗きれいに花はなは咲さく
信しんじなくても良よい それでも花はなは咲さく
幸しあわせはきっといつか来くる
届とどけ届とどけ この歌うた 届とどけ届とどけ届とどけ この愛あい

私わたしには歌うたしかないけれど 私わたしには歌うたがあるから
いつも此処ここで歌うたってるから あなたを思おもって歌うたってるから
声こえの果はてるまで
私わたしには歌うたしかないけれど 私わたしには歌うたがあるから
いつも此処ここで歌うたってるから あなたを思おもって歌うたってるから
幸しあわせになれるまで
いつまでも いつでも いつまでも いつでも
あなたへ