楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
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さだまさし
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元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか
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さだまさし
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アーア アアアア アーアー アアー アアアア
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さだまさし
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フレディ あなたと出会ったのは 漢口 揚子江沿いのバンドで あなたは人力車夫を止めた
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さだまさし
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幸せをありがとう ぬくもり届きました なによりあなたが元気でよかった 宝物をありがとう 思い出届きました
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さだまさし
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衣笠の古寺の侘助椿の たおやかに散りぬるも陽に映えて そのひとの前髪僅かにかすめながら 水面へと身を投げる
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さだまさし
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お前を嫁に もらう前に 言っておきたい 事がある かなりきびしい
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さだまさし
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時には 思い出ゆきの 旅行案内書にまかせ 「あの頃」という名の 駅で下りて
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さだまさし
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笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために 僕達は小さな舟に 哀しみという
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さだまさし
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淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに 揺れている 此頃 涙もろくなった母が
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さだまさし
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そして愛と感謝とが 同じものだと気づいた そしたらとても しあわせになった しあわせはすぐ近くにいた
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さだまさし
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おしえてください この世に 生きとし生けるものの すべての生命に 限りがあるのならば
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さだまさし
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或の日湯島聖堂の白い 石の階段に腰かけて 君は陽溜りの中へ盗んだ 檸檬 細い手でかざす
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さだまさし
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風花が ひとひら ふたひら 君の髪に舞い降りて そして紅い唇沿いに
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さだまさし
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時として人は 季節を違えて 生まれることがある 冬の蝉のように けれど短い時代を
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さだまさし
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ぬばたまの君が黒髪の 褥に貸せるこの腕の 躰温も未ださめやらで 後朝の別離する
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さだまさし
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あはれ宙空に 月影冴え 寂黙に染む 仄き片恋
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さだまさし
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突然の手紙には 驚いたけど嬉しかった 何より君が 僕を怨んでいなかった ということが
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さだまさし
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何故かこの世に生まれた事だけで 不思議なドラマだから さらにあなたと出会えた喜びを あえて奇跡と呼びたい
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さだまさし
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まほうのじゅもんで しあわせいろに なんでもピンクにそめちゃおう ぱぺぴぺぽぺぴぺぱぷぺぽ ピンクのパンダ
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さだまさし
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いつまでもあなたのものでいると 一体誰が約束したの 突っ張って Far away
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さだまさし
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夢を夢で終わらせたくないと 君はこの町を出る ちぎれるほど振るその指先が 芒にとけた秋の日 野分き吹く安曇野に君の後ろ姿
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さだまさし
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二丁目の交差点から17軒目で 時々走って2分と15秒 平均112.3歩目に我等の コーヒー・ベーカリー『安眠』がある
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さだまさし
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世界一高い山はエベレスト (8848m) 二番目はK2 (8611m)
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さだまさし
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桃花鳥が七羽に減ってしまったと新聞の片隅に 写りの良くない写真を添えた記事がある ニッポニア・ニッポンという名の美しい鳥がたぶん 僕等の生きてるうちにこの世から姿を消してゆく わかってる
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さだまさし
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長い旅路の 航海終えて 船が港に 泊る夜 海の苦労を
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さだまさし
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春寒の弥生三月花まだき 君の肩にはらり 良弁椿 ここは東大寺 足早にゆく人垣の
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さだまさし
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月末になるとゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと 飲んだ勢いで嘲笑ってもゆうちゃんはニコニコ笑うばかり
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さだまさし
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あなたはためらいがちに 何度も言いあぐねて どうしてそんなことああ 迷うのですか ひとりで生きてゆける程
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さだまさし
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村の入り口には紅い花が咲いてる 昔から咲く本当の名前は知らない 今は誰も憶えてなどいないんだ もう今は誰も知らない
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さだまさし
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別の人生が あったかも知れないと 鏡の中の自分を 見ながら思う日がある 今の生き方を
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さだまさし
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風にふるえる 緑の草原 たどる瞳かがやく 若き旅人よ おききはるかな
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さだまさし
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バスを待つ君の長い髪に Blow in the wind
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さだまさし
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病室を出てゆくというのに こんなに心が重いとは思わなかった きっとそれは 雑居病棟のベージュの壁の隅に居た あのおばあさんが気がかりなせい
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さだまさし
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出逢いは いつでも 偶然の風の中 きらめく君 僕の前に
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さだまさし
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あっかとばい のんのかばい あっかとばーい かなきんばい おらんださんからもろたとばい
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さだまさし
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背番号51番の選手がフェンスを蹴って空に舞い上がり ホームランを掴みだして アウトにした時ボールパークは大きく揺れた でも口々に彼の名を叫ぶ人々の多くは彼の生まれた その国が地球上の一体何処にあるかなんて知らないと思う
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さだまさし
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お前と一緒になったあとは 二人で大きな森へ行き 小さな小さな家を建てるのだ 丸太小屋に煙突つけて
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さだまさし
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ねこ背のたぬきがね ………。 おこぜのサシミをね 買って帰ったってサ
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さだまさし
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誰にだってひとつやふたつ 心に開かずの部屋がある 一生懸命生きているのに 傷を恥じる事などないさ
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さだまさし
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掲示板が君の飛行機を示す もう25分で君は舞いあがる ひきとめるのならば 今しかないよと 壁のデジタル時計が
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さだまさし
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歌を歌おう悲しいときこそ 歌を歌おう寂しいときこそ 歌を歌おう生命かけて あなたに届くように
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さだまさし
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閑かな日だまりに並んだ ささやかな鉢植えの様に 老人たちは おだやかに吹いて来る 風を聴いてる
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さだまさし
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おばあちゃんは 夕餉の片付けを終えた時 弟は二階の ゆりかごの中で 僕と親父は
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さだまさし
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卒業迄に咲けばいいねと君は ある日急に窓辺にはち植えを置いた 何もなしに別れてゆくよりも 残したいと はじめた歳時記
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さだまさし
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あなたの便りが峠を越えて 私のお家に届く頃 南風吹いて稲穂がそよぎ あなたの里は黄金に染まる
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さだまさし
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ささやかな嘘があなたから滲む 季節の替わり目に ふとこぼれたのですね 思い出の中はあたたかいですか 私はその人に
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さだまさし
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窓を叩く雨に 無口な夜の寂黙 何時からだろうふたり 別々の夢を見てる 悲しくもなれぬ程
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さだまさし
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悲しい蒼さの 広い大空を 小さな鳥が一羽 海を目指してる 鳥を撃たないで
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さだまさし
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Come, come, everybody How do
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さだまさし
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ひと粒の麦を大地に蒔いたよ ジャラーラーバードの空は蒼く澄んで 踏まれ踏まれ続けていつかその麦は 砂漠を緑に染めるだろう
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さだまさし
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その手を離さないで 不安が過ぎゆくまで 哀しみの ほとりで 出会った
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さだまさし
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めくるめく恋に夢中だったあの頃 生きることで必死だったそんな頃 悲しくて恥ずかしい日々も いつかゆるやかに黄昏れてゆく
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さだまさし
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春日山から飛火野辺り ゆらゆらと影ばかり泥む夕暮れ 馬酔木の森の馬酔木に たずねたずねた 帰り道
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さだまさし
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えー、さて、えー、次のおハガキを読んでみたいと思います。 これは、えー、練馬区ですね。えー、新井秀次、ね。練馬から、 いらっしゃい。きたねえ字だなこりゃな。字かこりゃ。 僕は以前、えー、あ、さださんお願いがあります。僕は昔から 以前から、好きな女の子がいる、いたんです。ところが、最近、
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さだまさし
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私が童話作家になろうと思ったのは あなたにさよならを 言われた日 もとより あなたの他には生き甲斐などないし
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さだまさし
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母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登る度 いつもため息をついた ため息つけば
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さだまさし
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煙草をくわえたら 貴方のことを 突然思い出したから 涙の落ちる前に故郷へ帰ろう 町の居酒屋のヴァイオリン弾きや
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さだまさし
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話したいことが幾つもある あの頃の僕に会えたら たとえば 迷いながら選んだ道の 辿り着く場所について
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さだまさし
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翠巒の奥駆道に 千数百年立ちたまふ 大杉の根の石仏 なんとやはらに笑みたまふ ほんのすこうし
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さだまさし
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こんなに 静かな 雪のふる夜は 私の心だけ 故郷へ帰る
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さだまさし
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僕が先輩を尊敬している訳は 男は恋をしていればいつだって青春だぞと 幾度倒れてもきっぱりと言い切れる その明るさと強さ 先輩は既に7つの青春を散らして来たが
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さだまさし
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ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから ああ 前のめりに生きたい
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さだまさし
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別れたんだってね彼とまるであっけなく 僕との時の様に君から云い出して 一寸買物に出かける様な調子で ふらりと部屋を出て来たに決まってる いい加減に『幸せ』の奴と
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さだまさし
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窓の外には雨とから松 枝にはるりかけす 君の前には僕の前には 胡桃の実がひとつ
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さだまさし
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今はもう秋 誰もいない海 知らん顔して 人がゆきすぎても わたしは忘れない
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さだまさし
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四条通りをゆっくりと 君の おもいで残したとこを 黒い ダッフルコート着て
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さだまさし
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お前 俺の飼い主ならば 俺の身体 俺より管理しろ 家の外に出してはいけない
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さだまさし
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ギター担いでやって来た あの日のお前を忘れない 焼けた素肌で笑ってた 前歯が白く光ってた 女に持てず金もなく
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さだまさし
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きみを忘れない 生命のある限り 哀しみも喜びも 永遠の タイムカプセルに詰めて
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さだまさし
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どんなにせつなくても 必ず明日は来る ながいながい坂道のぼるのは あなた独りじゃない
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さだまさし
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今宵大宰府の鷽替え神事 暗闇の中で誓います わたしの言葉で傷つけたこと 全てを懺悔いたします 知らずについた嘘でさえ
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さだまさし
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はじめは「逢初め川」といい 出会って「思い川」という 大宰府の秋はいにしえ川の 白鷺と銀杏黄葉 朱の楼門
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さだまさし
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かあさんが好きだった 山ざくらの花は 今年も里より少し遅れて きれいに咲きました 新しいランドセル
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さだまさし
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夕日が沈んでく 君の瞳の中に 浮浪雲が朱鷺色に そう悲し気な朱鷺の羽根の色に 染まり乍ら風に流れてゆく
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さだまさし
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君の手荷物は 小さな包みがふたつ 少し猫背に 列車のタラップを降りて来る
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さだまさし
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名も知らぬ駅の待合室で 僕の前には年老いた夫婦 足元に力無く寝そべった 仔犬だけを現世の道連れに 小さな肩寄せ合って
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さだまさし
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心字池にかかる 三つの赤い橋は 一つ目が過去で 二つ目が現在 三つ目の橋で君が
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さだまさし
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ひとつ ふたつみっつ 流れ星が落ちる そのたび きみは
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さだまさし
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この頃僕ふと思うねん なんや藪から棒やなあ ちゃんと結婚出来るんか ま、出来たら奇跡やなあ 家庭は二人で作るもの
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さだまさし
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私が生まれてきた訳は 父と母とに出会うため 私が生まれてきた訳は きょうだいたちに出会うため 私が生まれてきた訳は
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さだまさし
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お前を嫁に もらったけれど 言うに言えない ことだらけ かなり淋しい
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さだまさし
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せつないことが あったなら 大きく叫んで 雲を呼べ それでも雲で覆えぬほどの
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さだまさし
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苺ノ紅ヲ見ル度ニ ミルクノ白ヲ見ル毎ニ アノ娘ノ愛シタアノ唄ガ 耳ノ底カラコボレテ落チル
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さだまさし
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別れの電話は雨の日の午後 受話器の向うできみは確かに 雨にうたれ声もたてずに泣いていた 「最後のコインが今落ちたから 今迄のすべてがあと3分ね」って
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さだまさし
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菊の花よりも 昏き淵より匂い立つ その花の名前を 知りもせずにときめいてた
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さだまさし
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第一楽章「シラミ騒動」 虱 虱 そら虱
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さだまさし
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ときめいて ときめいて 待っていた 君の笑顔 煌めいて
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さだまさし
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恋と呼ばれる一過性の 発情症候群に於ける その発病及び傾向と 対策について考える 年齢
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さだまさし
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水彩画の蜉蝣の様な 君の細い腕がふわりと 僕の替わりに宙を抱く 蛍祭りの夕間暮れ 時折君が散りばめた
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さだまさし
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公園のベンチで僕は 過ぎた愛の哀しさを数える ひとりそんな午後 子供はブランコの順番 争い
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さだまさし
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久し振りね相変わらず 元気そうで安心したわ 昔の様に君は笑って 煙草に火をつけて 驚かずに聞いてくれる
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さだまさし
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それはまだ 私が 神様を信じなかった頃 九月のとある木曜日に 雨が降りまして
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さだまさし
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今更アルバムなんて 欲しくはないけれど それがあなたの ひとつだけの 形見となれば別だわ
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さだまさし
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もうこれまでねと 君は俯いて 左の頬だけで ひっそり笑った 北口改札を仔鹿の様に
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さだまさし
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お前を嫁にもらったけれど 言うに言えないことだらけ かなり淋しい話もするが 俺の本音も聞いとくれ 俺より先に寝てもいいから
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さだまさし
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こんなに恋しくても 届かない心がある こんなに苦しくても 言えない言葉がある ときめいて
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さだまさし
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夜の波止場にゃ 誰ァれもいない 霧にブイの灯 泣くばかり おどま盆ぎり盆ぎり
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さだまさし
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あなたに会いたい 泣きたいほど会いたい たった一度のめぐり会いといえど 奇跡を超えた出会いや人がある
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さだまさし
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去年のあなたの想い出が テープレコーダーから こぼれています あなたのためにお友達も 集まってくれました
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さだまさし
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故郷 遠く離れ ひとりで 君を想う 忘れ難き
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さだまさし
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汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる 季節はずれの雪が降ってる 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君がつぶやく
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さだまさし
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丘のホテルの 赤い灯も 胸のあかりも 消えるころ みなと小雨が
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さだまさし
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今 私の願いごとが叶うならば 翼がほしい この背中に 鳥のように
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さだまさし
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若さを嗤わず 老いを恨まず いつか 来た道 いつか
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さだまさし
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季節の花が これほど美しいことに 歳を取るまで 少しも気づかなかった 美しく老いてゆくことが
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さだまさし
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あなたに会いたいと 願い続けて 今日もまた 旅をゆく 果てなき青空
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さだまさし
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一人歩きを始める 今日は君の卒業式 僕の扉を開けて すこしだけ泪をちらして
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さだまさし
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ラララララ 「好きだ」って何だろう ラララララ 「好きだ」って何だろう
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さだまさし
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音も無く過ぎゆく飛行機が 遠く真白な線を引く 明日は雨になるだろうか 季節の開く音がする
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さだまさし
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自分の重さを 感じながら坂道を登る いくつもの峠を越えて もっともっと上を目指す いつか辿り着ける世界へ
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さだまさし
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昭和の頃ふるさとを離れ 随分未来まで来たもんだ 手に入れたものと失ったものと 一体どちらが多いんだろう
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さだまさし
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ゆうらりと山際に のぼり来る十三夜 薄絹をまとふ如く 銀色に光降る 風も無き雲路に
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さだまさし
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歌も楽しや 東京キッド いきでおしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ
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さだまさし
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おお寒い……冷えるわねえ どういっぱい ところで聞いてくれる こんな淋しい 女のはなし
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さだまさし
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一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道 泣くな迷うな
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さだまさし
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心の揺らぎは止まりましたか 東京には慣れましたか 自分の場所はありますか あなた 元気?
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さだまさし
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いつまでも夢を 追い続けていたい 誰でもがきっと おんなじだと思う でも夢まで遠い
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さだまさし
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今年も卒業の季節になりましたね お元気ですか 忘れ雪の舞う空を 見る度あの頃荒れていた自分を思い出す 耐えきれずに羊の群れを
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さだまさし
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遠くでクリスマス・キャロルが聞こえる 君の涙に気付かないふりをしている 四谷見附橋 街路樹の枯れ葉 君は上手に
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さだまさし
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通学バスが止まる坂道を少し降りたら 小さな公園があったでしょう あの頃の私はあなたに声もかけられず そこであなたの通るのを見てた 好きとつぶやくだけで
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さだまさし
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待ち続けた風を孕み 鳥が今 翼を広げて 北の空へ 舞い上がる
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さだまさし
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君から言い出した別れなのに さよならの響きに自分で驚いて ふたつほど大きなため息ついて あふれそうな涙こらえてる
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さだまさし
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恋と呼ばれる一過性の発情症候群に於ける その発病及び傾向と対策をここで考え直す 国籍、成績、月収、貯金、単身赴任 賞罰のあるなしにかかわらず凡そ次のとおり
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さだまさし
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『あいつを棄てた女は 今頃別の男の部屋で おそらく 可愛い涙混じりに 鮮やかな嘘を身にまとっている
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さだまさし
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今は こうしてひざを抱えて 寄せては返す波の 想い出に身を任せて居よう あの日
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さだまさし
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ねえ本当に葬儀にアロハシャツで出るつもりなのかい 全く君のしてることはそれと一緒さ あいつの結婚式には喪服で出るつもりかな 全く君のしてることはそれと同じさ 折角だけどそれは格好いいなんて思わない
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さだまさし
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電話のダイヤル回す指が震えた 声を聞くだけで幸せだった 駅の伝言板に君の名前を書いた 君はやがてそこにサヨナラと書いた あの日貧しかったけど諦めなかった
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さだまさし
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美しい港町で生まれた 夜景は煌めく銀河のようだった 魚市場の向かいの三角屋根の駅の 隣に名画座があった 辛い時は古いシネマのように
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さだまさし
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桜雨の中で ふたりきりで見上げたでしょう 大きなあの木はもうここには 居ないけれどあなたはそばに居てくれる 子供の頃からね
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さだまさし
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迷い道でふと見つけた 桜がひとり 誰も知らない路地裏の 行き止まりに 昨日春一番が吹いた
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さだまさし
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都会じゃ田舎モンはちょと無口になる 俺も昔拗ねたんでその辺はちょとわかる 向こうだけ青空で良い感じの風が吹いて 白分だけ土砂降りの雨ん中 笑顔もへたっぴ
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さだまさし
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心の奥で わだかまっていたことがある なぜ自分だけ春まだ遠く 報われない毎日 切なくなって
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さだまさし
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いつかあなたに会えたら 話したいことがある いつも笑顔で過ごして 愛を生きてきた いつかあなたに会えたら
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さだまさし
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風に漂う蜘蛛の糸 木漏れ日に光る 春の日の蝶のように ふわりと花片 言葉足らずより言葉過ぎる方が
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さだまさし
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もしも僕がその橋を渡るなら 何も迷わずに胸を張って渡る もしもその橋を叩くくらいなら 僕にその橋を渡る資格はない Rubicon
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さだまさし
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がんばらんば Mottto Mottto がんばらんば がんばらんば
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さだまさし
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まっかに燃えた 太陽だから 真夏の海は 恋の季節なの 渚をはしる
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さだまさし
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リンゴの花びらが 風に散ったよな 月夜に月夜に そっと ええ……
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さだまさし
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髪のみだれに 手をやれば 赤い蹴出しが 風に舞う 憎や
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さだまさし
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雨 潸々と この身に落ちて わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
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さだまさし
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ひとり酒場で 飲む酒は 別れ涙の 味がする 飲んで棄てたい
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さだまさし
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咲いた日に散る沙羅の花 遠く叶わぬ恋のよう あなたの為に咲く花に あなたは気付かない 百観音の献灯会
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さだまさし
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薔薇の形の角砂糖がもうなかなか手に入らないから 魔法が使えないというので人気薄でも 店をやめようにもやめられない 変な歌で有名になって 二丁目の交差点から17軒目に
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さだまさし
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春は お城に花吹雪 ぼんぼりに淡い明かり灯る いにしえに石垣をひとつひとつ 積み上げた誰かを偲ぶ頃
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さだまさし
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しあわせだと思った人が ふしあわせ ふしあわせだと思った人が しあわせ そんなことってあるんだよね
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さだまさし
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なんという こともなく 行き過ぎて 行き戻り 懐かしさ
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さだまさし
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桜月夜の二年坂 薄紅色の風の中 祇園あたりははなやいで 酔人達の歌の中
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さだまさし
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ひとつ忘れてはいけないことは 僕たちは戦争に負けた国に生まれたってこと どういう意味かは人によって少しずつ違うけれど この事実だけは 誰にも違わないってこと
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さだまさし
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なにものにもとらわれることなく 君は君の空をゆけ わたしは力のすべてをかけて 君の空を護ろう 信じているから
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さだまさし
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君が戯れに弾く 月光の ピアノの音の寂しさは 別離の刻を識る人の 吐息の霜か
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さだまさし
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たかが50平方センチの 名前を書いた白い紙切れに 振り廻されて何だろね されど四角いその紙切れを とりあえず俺の顔と信じて
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さだまさし
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こんなにも長い間 何故歌って来たのだろう ちいさなしあわせや 伝説の向こう側に 逃げ込むチャンスは
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さだまさし
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君と出会って 僕は変わった ありふれた言葉かも知れないけど 信じ続ける 与え続ける
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さだまさし
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地下鉄の駅を出た処で 懐しい制服に出会ったわ あなたの選んだ待ち合わせ場所は 私の学校の近くだった 眩しすぎる初夏の日射しに
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さだまさし
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櫛の歯が欠けるように 仲間が減ってゆく 戦友会に出掛けた夜 おやじが呟いた 学舎でなく古の戦の友が集う
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さだまさし
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怖いものなしで生きて来たと思ってた弟が 酒に酔った勢いで告白したことがある 実は子供の頃のこと 同じ町内に住んでいた ヨシムラって奴が
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さだまさし
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今 都会ではビルに敷き詰めた石の間から 化石を見つけ出す遊びがあると聞いた そういえばデパートの恐竜展で この間不思議に思ったことがあった
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さだまさし
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空に拡がる 銀河の涯てから はるかな風が吹いて来る夜は 子供の頃から 膝を抱えて
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さだまさし
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火をおこせ 木をくべろ 今宵は十六夜 初恋を偲びながら いざ酔い
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さだまさし
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人は何故 男と女に 分かれてしまったのだろう あらゆる哀しみが そこから始まるのに
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さだまさし
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スター選手とのトレードで 彼がこの町に来たのは 三年前北風の強く吹く午後だった 合宿所迄の道程を きかれたことから二人の
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さだまさし
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言い訳はしないでいいよ わかってるから 愛し過ぎる事は多分 愛さないと同じ
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さだまさし
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あなたの向うであの人があなたの 片手を強く抱きしめている このまま私が手を離さなければ あなたの腕がちぎれてしまう それが辛くて手を離すそんな
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さだまさし
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空港の長い回廊を 君の肩さえ抱けずに 途切れ途切れの言葉で 時はゆく 28番ゲート
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さだまさし
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故郷 母の生まれた町 はじめて 人を愛した町 はじめて
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さだまさし
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寂しいからとそれだけで来るはずもない 鳥辺野 山道をゆけば 散り急ぐ様に
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さだまさし
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昔の恋人 僕を呼びつけて また例によって 失恋話 普段は全く
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さだまさし
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あの頃いつもお前と俺と あの娘の三人は 酒を飲むのも授業の時も 旅をするのも一緒に居た
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さだまさし
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いつもの様に この店のカウベル 鳴らして ドアを開いて 狭いカウンター
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さだまさし
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うつむきがちに 私は 掌を見つめてる 自分の人生を見つめている つかみそこねた愛を
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さだまさし
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秋の霧の中傘もなく そぞろに歩けば庭先に ふと龍胆や藤袴 今宵中秋無月なり 心を決めて会いに行く
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さだまさし
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貴方は もう忘れたかしら 赤いてぬぐい マフラーにして 二人で行った
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さだまさし
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ふるさとを遠く離れ 振り返る幼き日々 遥かに霞む島影 懐かしき我が家
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さだまさし
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ペンギン皆きょうだいです 人間皆きょうだいです 生き物皆きょうだいです それでちょとお願いします いーですか
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さだまさし
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たとえば青信号を渡る少年が 事故に遭うことがある あんなに頑張ってるのに 酷い目に遭う人がいる 辛い思いをしている人ばかりが
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さだまさし
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君に目指す町はありますか そこは遠い町でしょうか 遠いのは距離ですか それとも心ですか
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さだまさし
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海賊に憧れたことは無かった ヒーローにも憧れない子どもだった 超能力など持たない十五少年漂流記や トムやハックや ロビンソン・クルーソーに憧れてたんだ
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さだまさし
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無駄に歳喰った訳でもないでしょうよ 酸いも甘いも噛み分けて あれが嫌いの これが憎いの 言わないのよヘソ曲げないのよ
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さだまさし
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銀色の坂道を越えたら 君の待つ窓が見える 白い冬の寒さに耐えて 君の温もりに帰ろう
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さだまさし
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木綿 絹ごし 油揚げ 生揚げ 焼豆腐
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さだまさし
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愛しいあなたが今まで どんな風に傷ついて生きたか それでも自分を捨てないで 心を護って生きてきたか あの時にも
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さだまさし
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廣重寫眞館が今日で終わるって そんな風な貼り紙がしてあったって 寂しげに君が言うあのショーウィンドウには 町中の思い出が飾られてたっけねって
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さだまさし
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君の手に触れた時の プラネタリウムの空の色 暁の中秋無月群青に流れる星の二つ三つ 5億光年離れても超新星残骸空に咲く花 ほら理と情の狭間で二人の恋が揺れている
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さだまさし
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季節が変わるように 静かに押し寄せる波が 沁みるようにあなたで 満たされてゆく予感 八重山吹の花が
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さだまさし
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カフェラテ越しに不意の別れ告げる君の向こうで ベビーピンクの真冬の薔薇 風もなくゆらり揺れた 読みかけの物語に残された数ページ 手に汗握るまさかの展開には声もない
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さだまさし
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よく頑張ったねって言って欲しかっただけ あなたが気づいてくれたら それだけでいい よく頑張ったねって褒めて欲しかっただけ あなただけの為に
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さだまさし
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今宵 桜人 空はなほ 霞もやらず風冴えて雪げに曇る 春の夜の月
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さだまさし
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去りゆく君の背中に 季節忘れの帰り花降りしきる 振り返りもせずに さよならも言わず 色葉散る坂道
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さだまさし
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クリスマスが過ぎたなら 今年を振り返る季節 だってもうすぐ誰にでも 新しい年が来る クリスマスが過ぎたなら
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さだまさし
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泣いてもいいよ こらえなくてもいいよ 幼い頃のように 大きな声あげて 泣いてもいいよ
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さだまさし
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がんばらんば 何でんかんでん がんばらんば がんばらんば 愛ちゃ恋ちゃ
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さだまさし
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君影草って呼び名があると 教えてくれたスズランの ブーケを胸に嫁ぐ日を 夢見てた君を覚えてる
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さだまさし
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あなたの優しさに 甘えすぎたみたい 重い荷物には決して なりたくはない 何度も何度も思い直したけど
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さだまさし
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東へ流れて行く はぐれ雲を見送り 遠い町で暮らしてる あなたを想う 寂しいとも言えずに
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さだまさし
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生まれた時に僕には その小さな小さな掌に 大切そうに握りしめてきたものがある 生まれた時に僕は この小さな小さな体よりも
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さだまさし
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諏訪湖を渡る風は もう春の匂いがします 元気ですか 今日も君は 何処かで歌っているのでしょう
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さだまさし
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この頃 近くなった 気がする 父と母の 置いてきた町が
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さだまさし
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君が選んだ花は 名もない花で 一番好きだと思ったから 選んだ 誰にあげよかちょっと迷ったが
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さだまさし
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いつか君に会えたら告げたいことがある どんなときも 片時も 君のこと忘れずにいたと
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さだまさし
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春未だ浅き如月の 望月の頃君逝けり 来たれば還る生命にて 何ぞ悲しむ事やある あの戦いを終へし折
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