春はる 高楼こうろうの 花はなの宴えん
めぐる盃さかずき かげさして
千代ちよの松まつが枝え わけ出いでし
むかしの光ひかり いまいずこ
秋あき 陣営じんえいの 霜しもの色いろ
鳴なきゆく雁かりの 数かず見みせて
植ううる剣つるぎに 照てりそいし
むかしの光ひかり いまいずこ
今いま 荒城こうじょうの 夜半よわの月つき
かわらぬ光ひかり 誰たがためぞ
垣かきに残のこるは ただかつら
松まつにうたうは ただ嵐あらし
天上てんじょう 影かげは 変かわらねど
栄枯えいこは移うつる 世よのすがた
写うつさんとてか 今いまもなお
ああ荒城こうじょうの 夜半やわの月つき
春haru 高楼kourouのno 花hanaのno宴en
めぐるmeguru盃sakazuki かげさしてkagesashite
千代chiyoのno松matsuがga枝e わけwake出iでしdeshi
むかしのmukashino光hikari いまいずこimaizuko
秋aki 陣営jineiのno 霜shimoのno色iro
鳴naきゆくkiyuku雁kariのno 数kazu見miせてsete
植uうるuru剣tsurugiにni 照teりそいしrisoishi
むかしのmukashino光hikari いまいずこimaizuko
今ima 荒城koujouのno 夜半yowaのno月tsuki
かわらぬkawaranu光hikari 誰taがためぞgatamezo
垣kakiにni残nokoるはruha ただかつらtadakatsura
松matsuにうたうはniutauha ただtada嵐arashi
天上tenjou 影kageはha 変kawaらねどranedo
栄枯eikoはha移utsuるru 世yoのすがたnosugata
写utsuさんとてかsantoteka 今imaもなおmonao
ああaa荒城koujouのno 夜半yawaのno月tsuki