よみ:めーでーめーでー
メーデーメーデー 歌詞
-
amazarashi
- 2016.10.12 リリース
- 作詞
- 秋田ひろむ
- 作曲
- 秋田ひろむ
友情
感動
恋愛
元気
結果
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茫漠ぼうばくたる享楽きょうらくの混濁こんだくする網膜もうまくを 老若男女ろうにゃくなんにょすべからく漂白ひょうはくするコンダクト
思考しこうなきマスゲーム 堕落だらくの行進曲こうしんきょく 反旗はんきも空むなしく 価値かちと数かずの暴力ぼうりょく
否応いやおうもなく
突つき立たてられる喉仏のどぼとけ 己おのれを殺ころせ 無明むみょうの権化ごんげ 無能むのう、クズも仏ほとけ
色いろめき立たつ世俗せぞく共どもの純粋じゅんすいなるアンチで 近代きんだい合理ごうり主義しゅぎのここどん詰づまりにて
テレビの向むこうの多数たすうの犠牲者ぎせいしゃには祈いのるのに
この電車でんしゃを止とめた自殺者じさつしゃには舌打したうちか
溜ため息いきに似にた自覚じかく無なき悪意あくいが
ファストフードの油あぶらの匂においみたいに飽和ほうわしている東京とうきょう
黙祷もくとう
少すこし黙だまれ喋しゃべり過すぎだ
って我慢がまんできず喋しゃべり出だす自意識じいしきが 空白くうはくを埋うめるな
踏ふみならすアスファルトに 生命せいめい浄化じょうかのアナトミー
等ひとしくこの土地とちに死しすなら
シスター
どうか慈悲じひを我われらアウトランダー 背徳はいとくとはなんだ 善ぜんは悪あくを孕はらんだ
罵ののしったあとですぐ抱だきすくめる「この売女ばいた」
二十一にじゅういっ世紀せいきようやく迎むかえた人類じんるいの反抗期はんこうき 値段ねだんも善悪ぜんあくも美醜びしゅうも移うつろうように
謀反むほんにするどく研とぐ段平だんびら 泣なきじゃくりの賛美歌さんびか
己おのれを忘却ぼうきゃくしてはいないか?
中ちゅう古本屋こほんやで百円ひゃくえん均一きんいつのハイデガー
高層こうそうビル 名無ななし アイロニー 物質ぶっしつ主義しゅぎ 吐はく血ち センシティブ
燃もやす運命うんめい 分別ぶんべつない文明ぶんめい 香典返こうでんがえしは歌うたのラストシーンで死しんで
いずれ来くる寂滅じゃくめつ 自おのずと判明はんめいする判決はんけつに泣ないて
メーデー メーデー って子供こどもみたいに泣なきじゃくる無邪気むじゃきな愛あいで
大学だいがく卒業後そつぎょうご、中小企業ちゅうしょうきぎょうに就職しゅうしょく それを機きに同級生どうきゅうせいの彼女かのじょと巣すを作つくる
息子むすこ、娘むすめ一人ひとりづつ、四人よにん家族かぞくの幸福こうふく
激務げきむだが平均へいきん年収ねんしゅう、越こえて撫なで下おろした胸むね
色いろんな事ことを諦あきらめた 屈辱くつじょくに顔かおしかめた
そのお陰かげか都内とないの新築しんちくマンションには手てが届とどきそうだ
少すこし光ひかりが射さした 今いままで以上いじょうに気張きばった それがまずかった
向上心こうじょうしんや見栄みえが仲間なかまを遠とおざけた 鼻はなにつくと陰口かげぐち 罵ののしり 嘲あざけり
自分じぶん諭さとす、無むになれ 同調どうちょう圧力あつりょく、ヒエラルキーの下したで
住宅費じゅうたくひ 頭金あたまきん 積つみ立たて 鎖くさりに繋つながれた飼かい犬いぬだと気付きづいた
喜よろこんでくれた妻つまの笑顔えがおを裏切うらぎれなかった
──── これは全部ぜんぶ想像そうぞうだ 今日きょう、電車でんしゃに飛とび込こんだ男おとこについての
高層こうそうビル 名無ななし アイロニー 物質ぶっしつ主義しゅぎ 吐はく血ち センシティブ
燃もやす運命うんめい 分別ぶんべつない文明ぶんめい 香典返こうでんがえしは歌うたのラストシーンで死しんで
いずれ来くる寂滅じゃくめつ 自おのずと判明はんめいする判決はんけつに泣ないて
メーデー メーデー って子供こどもみたいに泣なきじゃくる無邪気むじゃきな愛あいで
切きり捨すてるべきか 差別さべつするべきか 淘汰とうたされるべきか
実じつは悪意あくいこそが普遍ふへんだ
「自分じぶんだけは大丈夫だいじょうぶ」という確信かくしんを この時代じだいに持もてるんなら
相当そうとうな権力者けんりょくしゃか馬鹿ばかだ
八やつ当あたりの偽悪ぎあくをひけらかしたいだけなら
そのだらしない下水溝げすいこうみたいな口くちを閉とざすべきだ
愛あいなき時代じだいか そうは思おもわないが ぞんざいに扱あつかわれる愛あいも数知かずしれず見みた
僕ぼくは人ひとを愛あいすが、それ以上いじょうに人ひとを憎にくんだ
殺ころしたい奴やつはいるが、守まもりたい人ひともできた
世界せかいを恨うらむ時代じだいは終おわった 貸かしは返かえすつもりだが
その期ごに及およんで競きそい合あうつもりか
勝かつか負まけるか 上うえか下したか そうじゃない 賞金しょうきんも勲章くんしょうもない
もはや生存競争せいぞんきょうそうだ
なり振ふり構かまってられるか 口くちを閉とざしてたまるか
どうか生いき残のこってくれないか
高層こうそうビル 名無ななし アイロニー 物質ぶっしつ主義しゅぎ 吐はく血ち センシティブ
燃もやす運命うんめい 分別ぶんべつない文明ぶんめい 香典返こうでんがえしは歌うたのラストシーンで死しんで
いずれ来くる寂滅じゃくめつ 自おのずと判明はんめいする判決はんけつに泣ないて
メーデー メーデー って子供こどもみたいに泣なきじゃくる無邪気むじゃきな愛あいで
思考しこうなきマスゲーム 堕落だらくの行進曲こうしんきょく 反旗はんきも空むなしく 価値かちと数かずの暴力ぼうりょく
否応いやおうもなく
突つき立たてられる喉仏のどぼとけ 己おのれを殺ころせ 無明むみょうの権化ごんげ 無能むのう、クズも仏ほとけ
色いろめき立たつ世俗せぞく共どもの純粋じゅんすいなるアンチで 近代きんだい合理ごうり主義しゅぎのここどん詰づまりにて
テレビの向むこうの多数たすうの犠牲者ぎせいしゃには祈いのるのに
この電車でんしゃを止とめた自殺者じさつしゃには舌打したうちか
溜ため息いきに似にた自覚じかく無なき悪意あくいが
ファストフードの油あぶらの匂においみたいに飽和ほうわしている東京とうきょう
黙祷もくとう
少すこし黙だまれ喋しゃべり過すぎだ
って我慢がまんできず喋しゃべり出だす自意識じいしきが 空白くうはくを埋うめるな
踏ふみならすアスファルトに 生命せいめい浄化じょうかのアナトミー
等ひとしくこの土地とちに死しすなら
シスター
どうか慈悲じひを我われらアウトランダー 背徳はいとくとはなんだ 善ぜんは悪あくを孕はらんだ
罵ののしったあとですぐ抱だきすくめる「この売女ばいた」
二十一にじゅういっ世紀せいきようやく迎むかえた人類じんるいの反抗期はんこうき 値段ねだんも善悪ぜんあくも美醜びしゅうも移うつろうように
謀反むほんにするどく研とぐ段平だんびら 泣なきじゃくりの賛美歌さんびか
己おのれを忘却ぼうきゃくしてはいないか?
中ちゅう古本屋こほんやで百円ひゃくえん均一きんいつのハイデガー
高層こうそうビル 名無ななし アイロニー 物質ぶっしつ主義しゅぎ 吐はく血ち センシティブ
燃もやす運命うんめい 分別ぶんべつない文明ぶんめい 香典返こうでんがえしは歌うたのラストシーンで死しんで
いずれ来くる寂滅じゃくめつ 自おのずと判明はんめいする判決はんけつに泣ないて
メーデー メーデー って子供こどもみたいに泣なきじゃくる無邪気むじゃきな愛あいで
大学だいがく卒業後そつぎょうご、中小企業ちゅうしょうきぎょうに就職しゅうしょく それを機きに同級生どうきゅうせいの彼女かのじょと巣すを作つくる
息子むすこ、娘むすめ一人ひとりづつ、四人よにん家族かぞくの幸福こうふく
激務げきむだが平均へいきん年収ねんしゅう、越こえて撫なで下おろした胸むね
色いろんな事ことを諦あきらめた 屈辱くつじょくに顔かおしかめた
そのお陰かげか都内とないの新築しんちくマンションには手てが届とどきそうだ
少すこし光ひかりが射さした 今いままで以上いじょうに気張きばった それがまずかった
向上心こうじょうしんや見栄みえが仲間なかまを遠とおざけた 鼻はなにつくと陰口かげぐち 罵ののしり 嘲あざけり
自分じぶん諭さとす、無むになれ 同調どうちょう圧力あつりょく、ヒエラルキーの下したで
住宅費じゅうたくひ 頭金あたまきん 積つみ立たて 鎖くさりに繋つながれた飼かい犬いぬだと気付きづいた
喜よろこんでくれた妻つまの笑顔えがおを裏切うらぎれなかった
──── これは全部ぜんぶ想像そうぞうだ 今日きょう、電車でんしゃに飛とび込こんだ男おとこについての
高層こうそうビル 名無ななし アイロニー 物質ぶっしつ主義しゅぎ 吐はく血ち センシティブ
燃もやす運命うんめい 分別ぶんべつない文明ぶんめい 香典返こうでんがえしは歌うたのラストシーンで死しんで
いずれ来くる寂滅じゃくめつ 自おのずと判明はんめいする判決はんけつに泣ないて
メーデー メーデー って子供こどもみたいに泣なきじゃくる無邪気むじゃきな愛あいで
切きり捨すてるべきか 差別さべつするべきか 淘汰とうたされるべきか
実じつは悪意あくいこそが普遍ふへんだ
「自分じぶんだけは大丈夫だいじょうぶ」という確信かくしんを この時代じだいに持もてるんなら
相当そうとうな権力者けんりょくしゃか馬鹿ばかだ
八やつ当あたりの偽悪ぎあくをひけらかしたいだけなら
そのだらしない下水溝げすいこうみたいな口くちを閉とざすべきだ
愛あいなき時代じだいか そうは思おもわないが ぞんざいに扱あつかわれる愛あいも数知かずしれず見みた
僕ぼくは人ひとを愛あいすが、それ以上いじょうに人ひとを憎にくんだ
殺ころしたい奴やつはいるが、守まもりたい人ひともできた
世界せかいを恨うらむ時代じだいは終おわった 貸かしは返かえすつもりだが
その期ごに及およんで競きそい合あうつもりか
勝かつか負まけるか 上うえか下したか そうじゃない 賞金しょうきんも勲章くんしょうもない
もはや生存競争せいぞんきょうそうだ
なり振ふり構かまってられるか 口くちを閉とざしてたまるか
どうか生いき残のこってくれないか
高層こうそうビル 名無ななし アイロニー 物質ぶっしつ主義しゅぎ 吐はく血ち センシティブ
燃もやす運命うんめい 分別ぶんべつない文明ぶんめい 香典返こうでんがえしは歌うたのラストシーンで死しんで
いずれ来くる寂滅じゃくめつ 自おのずと判明はんめいする判決はんけつに泣ないて
メーデー メーデー って子供こどもみたいに泣なきじゃくる無邪気むじゃきな愛あいで