残雪ざんせつの きらめく峰みねを
仰あおぐのは幾年いくとせ 幾年いくとせぶりか
流ながれ変かわらぬ あの日ひの最上川もがみがわ
故郷ふるさとの 窓まど火あかりみれば
訳わけもなく 涙なみだあふれる
城下町じょうかまち 大志のぞみを抱だいた
若わかき日ひの想おもい出で 想おもい出でいくつ
白しろい浮雲うきぐも 浮うかべた最上川もがみがわ
今いまもなお 胸むねを揺ゆらす
初恋はつこいの 君きみは何処いずこに
父母ちちははの やさしき笑顔えがお
声こえもなく頷うなずく 頷うなずくばかり
遠とおく虫むしの音ね 聴きこえる最上川もがみがわ
この生家いえで いのち安やすめ
明日あすはまた 都まちに帰かえらん
残雪zansetsuのno きらめくkirameku峰mineをwo
仰aoぐのはgunoha幾年ikutose 幾年ikutoseぶりかburika
流nagaれre変kaわらぬwaranu あのano日hiのno最上川mogamigawa
故郷furusatoのno 窓mado火akariみればmireba
訳wakeもなくmonaku 涙namidaあふれるafureru
城下町joukamachi 大志nozomiをwo抱daいたita
若wakaきki日hiのno想omoいi出de 想omoいi出deいくつikutsu
白shiroいi浮雲ukigumo 浮uかべたkabeta最上川mogamigawa
今imaもなおmonao 胸muneをwo揺yuらすrasu
初恋hatsukoiのno 君kimiはha何処izukoにni
父母chichihahaのno やさしきyasashiki笑顔egao
声koeもなくmonaku頷unazuくku 頷unazuくばかりkubakari
遠tooくku虫mushiのno音ne 聴kiこえるkoeru最上川mogamigawa
このkono生家ieでde いのちinochi安yasuめme
明日asuはまたhamata 都machiにni帰kaeらんran