灰はいを被かぶった心臓しんぞうが人知ひとしれず歩あるいている
煙けむりが覆おおった空そらを見上みあげることもなく
誰だれもが彼かれを恐おそれてる 化物ばけもののようだと
灯あかりを消けせば何なにが違ちがうのだろう
千年せんねん後ごを語かたるように 想像そうぞうへ縋すがっている
錆さび付ついた心こころでも 叶かなう日ひを待まち侘わびながら
誰だれかがそっと呟つぶやいた
「ここじゃ夢ゆめは廃品はいひんで、紙屑かみくずの様ように
そこら中じゅうに捨すてられているのさ」
それなら僕ぼくと同おなじだね
人ひとは僕ぼくらを生うんで
気付きづく頃ころには嫌きらわれていたよ
先天性せんてんせいの幸福こうふくを使つかい切きってしまったんだ
悲かなしみに出逢であうたび 為なす術すべもなく
永遠えいえんなんて偶像ぐうぞうが どうか終おわりますように
願ねがうたび 日々ひびを削けずっていく
煙けむりで溢あふれたこの街まちに 空そらを見上みあげる者ものなどいない
それでもただ あなたは夜空よぞらを見みていた
明滅めいめつする街灯がいとうが僕ぼくらに残のこされた希望きぼうならば
悲かなしむことはない 僕ぼくらはもうひとりじゃない
何なにをしても孤独こどくだった 寂さびしいさえ言いえずにいた
錆さびた心こころであっても あなたを思おもっている
千年せんねん後ごを語かたるように 永遠えいえんが続つづくように
失うしなうことを知しってもすべてを守まもりたい
想像そうぞうへ縋すがるように 夢ゆめを抱かかえたままで
行いけるさ 煙けむりさえも超こえていく 夜空よぞらを裂さいて
灰はいを被かぶった心臓しんぞうが人知ひとしれず歩あるいている
煙けむりの晴はれた空そらを見みていた
灰haiをwo被kabuったtta心臓shinzouがga人知hitoshiれずrezu歩aruいているiteiru
煙kemuriがga覆ooったtta空soraをwo見上miaげることもなくgerukotomonaku
誰dareもがmoga彼kareをwo恐osoれてるreteru 化物bakemonoのようだとnoyoudato
灯akaりをriwo消keせばseba何naniがga違chigaうのだろうunodarou
千年sennen後goをwo語kataるようにruyouni 想像souzouへhe縋sugaっているtteiru
錆saびbi付tsuいたita心kokoroでもdemo 叶kanaうu日hiをwo待maちchi侘waびながらbinagara
誰dareかがそっとkagasotto呟tsubuyaいたita
「ここじゃkokoja夢yumeはha廃品haihinでde、紙屑kamikuzuのno様youにni
そこらsokora中juuにni捨suてられているのさterareteirunosa」
それならsorenara僕bokuとto同onaじだねjidane
人hitoはha僕bokuらをrawo生uんでnde
気付kiduくku頃koroにはniha嫌kiraわれていたよwareteitayo
先天性sentenseiのno幸福koufukuをwo使tsukaいi切kiってしまったんだtteshimattanda
悲kanaしみにshimini出逢deaうたびutabi 為naすsu術subeもなくmonaku
永遠eienなんてnante偶像guuzouがga どうかdouka終oわりますようにwarimasuyouni
願negaうたびutabi 日々hibiをwo削kezuっていくtteiku
煙kemuriでde溢afuれたこのretakono街machiにni 空soraをwo見上miaげるgeru者monoなどいないnadoinai
それでもただsoredemotada あなたはanataha夜空yozoraをwo見miていたteita
明滅meimetsuするsuru街灯gaitouがga僕bokuらにrani残nokoされたsareta希望kibouならばnaraba
悲kanaしむことはないshimukotohanai 僕bokuらはもうひとりじゃないrahamouhitorijanai
何naniをしてもwoshitemo孤独kodokuだったdatta 寂sabiしいさえshiisae言iえずにいたezuniita
錆saびたbita心kokoroであってもdeattemo あなたをanatawo思omoっているtteiru
千年sennen後goをwo語kataるようにruyouni 永遠eienがga続tsuduくようにkuyouni
失ushinaうことをukotowo知shiってもすべてをttemosubetewo守mamoりたいritai
想像souzouへhe縋sugaるようにruyouni 夢yumeをwo抱kakaえたままでetamamade
行iけるさkerusa 煙kemuriさえもsaemo超koえていくeteiku 夜空yozoraをwo裂saいてite
灰haiをwo被kabuったtta心臓shinzouがga人知hitoshiれずrezu歩aruいているiteiru
煙kemuriのno晴haれたreta空soraをwo見miていたteita