私わたしの身体からだを抜ぬけ出だしたそいつが
私わたしの目めを見みて口くちを開あく
「生命せいめいをくれたことには感謝かんしゃするが
この身体からだを巡めぐる血ちは濁にごってるようだ」
何なにを馬鹿ばかなこと この恩知おんしらずが
お前まえを生うむのに数かぞえ切きれぬほど
お前まえとよく似にた 成なりかけのそいつを
殺あやめてようやく出来上できあがったのさ
そいつは自みずからを レプリカと名乗なのる
私わたしが費ついやした時間じかんも情熱じょうねつも
ひと吹ふきでそう消けし去さっては
こちらをそっと覗のぞきこんだ
私わたしは今いまどんな顔かおをしてる?
何なにを選えらんでみてもそのどこかに
レプリカ お前まえの顔かおが浮うかぶんだよ
誰だれも見みたことのない授さずけ物ものを
祈いのってまたお前まえと目めが合あうのさ
ところでお前まえを どうしてやろうか
このまま世よに放はなつ訳わけにはいかないが
再ふたたび殺あやめたところで 私わたしに
残のこった時間じかんではどうすることも
何度なんども絶望ぜつぼうした私わたしを見みて
レプリカ お前まえは何なにを思おもうのだろう
誰だれも見みたことのない授さずけ物ものを
渡わたすまで またお前まえを生うみ出だすのさ
私わたしの身体からだを抜ぬけ出だしたそいつが
私わたしの目めを見みて口くちを開あく
私watashiのno身体karadaをwo抜nuけke出daしたそいつがshitasoitsuga
私watashiのno目meをwo見miてte口kuchiをwo開aくku
「生命seimeiをくれたことにはwokuretakotoniha感謝kansyaするがsuruga
このkono身体karadaをwo巡meguるru血chiはha濁nigoってるようだtteruyouda」
何naniをwo馬鹿bakaなことnakoto このkono恩知onshiらずがrazuga
おo前maeをwo生uむのにmunoni数kazoえe切kiれぬほどrenuhodo
おo前maeとよくtoyoku似niたta 成naりかけのそいつをrikakenosoitsuwo
殺ayaめてようやくmeteyouyaku出来上dekiaがったのさgattanosa
そいつはsoitsuha自mizukaらをrawo レプリカrepurikaとto名乗nanoるru
私watashiがga費tsuiやしたyashita時間jikanもmo情熱jounetsuもmo
ひとhito吹fuきでそうkidesou消keしshi去saってはtteha
こちらをそっとkochirawosotto覗nozoきこんだkikonda
私watashiはha今imaどんなdonna顔kaoをしてるwoshiteru?
何naniをwo選eraんでみてもそのどこかにndemitemosonodokokani
レプリカrepurika おo前maeのno顔kaoがga浮uかぶんだよkabundayo
誰dareもmo見miたことのないtakotononai授sazuけke物monoをwo
祈inoってまたおttematao前maeとto目meがga合aうのさunosa
ところでおtokorodeo前maeをwo どうしてやろうかdoushiteyarouka
このままkonomama世yoにni放hanaつtsu訳wakeにはいかないがnihaikanaiga
再futataびbi殺ayaめたところでmetatokorode 私watashiにni
残nokoったtta時間jikanではどうすることもdehadousurukotomo
何度nandoもmo絶望zetsubouしたshita私watashiをwo見miてte
レプリカrepurika おo前maeはha何naniをwo思omoうのだろうunodarou
誰dareもmo見miたことのないtakotononai授sazuけke物monoをwo
渡wataすまでsumade またおmatao前maeをwo生uみmi出daすのさsunosa
私watashiのno身体karadaをwo抜nuけke出daしたそいつがshitasoitsuga
私watashiのno目meをwo見miてte口kuchiをwo開aくku