虫むしの羽はねの音おとが耳みみをかすめる
山並やまなみはぼんやり
霞かすんで光ひかる
そう、あの日ひ
感かんじた
確たしかに
新緑しんりょくの巨人きょじんが背伸せのびをして
夏なつの扉とびらを開ひらこうとしているのを
消きえ去され
俺おれのメランコリー
連つれ去され、さあ
真夏まなつの空そらへ
身みも心こころも
池いけのほとりに立たつ
ここはおまえの足跡あしあと
蓮はちすの花はなはまだ咲さきそうにない
雨風あめかぜにざわめく傘かさの森もり
新緑しんりょくの巨人きょじんが目覚めざめたら
分厚ぶあつい黒雲こくうん 押おし退のけてしまうだろう
消きえ去され
俺おれのメランコリー
連つれ去され、さあ
真夏まなつの空そらへ
身みも心こころも
虫mushiのno羽haneのno音otoがga耳mimiをかすめるwokasumeru
山並yamanaみはぼんやりmihabonyari
霞kasuんでnde光hikaるru
そうsou、あのano日hi
感kanじたjita
確tashiかにkani
新緑shinryokuのno巨人kyojinがga背伸senoびをしてbiwoshite
夏natsuのno扉tobiraをwo開hiraこうとしているのをkoutoshiteirunowo
消kiえe去saれre
俺oreのnoメランコリmerankoriー
連tsuれre去saれre、さあsaa
真夏manatsuのno空soraへhe
身miもmo心kokoroもmo
池ikeのほとりにnohotorini立taつtsu
ここはおまえのkokohaomaeno足跡ashiato
蓮hachisuのno花hanaはまだhamada咲saきそうにないkisouninai
雨風amekazeにざわめくnizawameku傘kasaのno森mori
新緑shinryokuのno巨人kyojinがga目覚mezaめたらmetara
分厚buatsuいi黒雲kokuun 押oしshi退noけてしまうだろうketeshimaudarou
消kiえe去saれre
俺oreのnoメランコリmerankoriー
連tsuれre去saれre、さあsaa
真夏manatsuのno空soraへhe
身miもmo心kokoroもmo