「例たとえば僕ぼくには 君きみのような声こえは無なく 胸むねにあふれてる
思おもいを歌うたに出来できない」
「例たとえば僕ぼくには 君きみのような指ゆびは無なく 悲かなしい思おもいを
奏かなでることは出来できない だから だから 代かわりに弾ひいて?」
「じゃあ 代かわりに歌うたってよ?」
何処どこか足たりない心こころの型かたに 重かさねてやっと出来上できあがる形かたち
星ほし無なき夜よるに 淡あわく輝かがやく 強つよくて怖こわがりな僕ぼくら
不意ふいにこぼれた涙なみだの中なかに やっぱり入はいりきらない想おもいを
例たとえば僕ぼくが歌うたえるように 例たとえば僕ぼくが奏かなでられるように
「例たとえ僕ぼくらは 君きみのように誰だれかを やさしく見守みまもり 愛あいする人ひとになりたい」
「僕ぼく」と「君きみ」つなげて 生うまれたものなら その最小さいしょうの世界せかいを
支ささえていけるだろう
「例たとえば心こころが ぎざぎざになる時ときは 同おなじ型かたをして 僕ぼくらがそばにいるさ
夢ゆめも幻まぼろしも 悲かなしみも切せつなさも 同おなじ型かたをした 歌うたを歌うたうさ」
時ときには心こころの無ない言葉ことばに ひどく傷きずつけられることがあり
聖者せいじゃのように 清きよく正ただしく 生いきていくことは出来できない
何処どこか足たりない心こころの型かたに 重かさねてやっと出来上できあがる形かたち
そんな僕ぼくらが 奏かなでる物ものが いつか誰だれかを救すくいますように
「例tatoえばeba僕bokuにはniha 君kimiのようなnoyouna声koeはha無naくku 胸muneにあふれてるniafureteru
思omoいをiwo歌utaにni出来dekiないnai」
「例tatoえばeba僕bokuにはniha 君kimiのようなnoyouna指yubiはha無naくku 悲kanaしいshii思omoいをiwo
奏kanaでることはderukotoha出来dekiないnai だからdakara だからdakara 代kaわりにwarini弾hiいてite?」
「じゃあjaa 代kaわりにwarini歌utaってよtteyo?」
何処dokoかka足taりないrinai心kokoroのno型kataにni 重kasaねてやっとneteyatto出来上dekiaがるgaru形katachi
星hoshi無naきki夜yoruにni 淡awaくku輝kagayaくku 強tsuyoくてkute怖kowaがりなgarina僕bokuらra
不意fuiにこぼれたnikoboreta涙namidaのno中nakaにni やっぱりyappari入haiりきらないrikiranai想omoいをiwo
例tatoえばeba僕bokuがga歌utaえるようにeruyouni 例tatoえばeba僕bokuがga奏kanaでられるようにderareruyouni
「例tatoえe僕bokuらはraha 君kimiのようにnoyouni誰dareかをkawo やさしくyasashiku見守mimamoりri 愛aiするsuru人hitoになりたいninaritai」
「僕boku」とto「君kimi」つなげてtsunagete 生uまれたものならmaretamononara そのsono最小saisyouのno世界sekaiをwo
支sasaえていけるだろうeteikerudarou
「例tatoえばeba心kokoroがga ぎざぎざになるgizagizaninaru時tokiはha 同onaじji型kataをしてwoshite 僕bokuらがそばにいるさragasobaniirusa
夢yumeもmo幻maboroshiもmo 悲kanaしみもshimimo切setsuなさもnasamo 同onaじji型kataをしたwoshita 歌utaをwo歌utaうさusa」
時tokiにはniha心kokoroのno無naいi言葉kotobaにni ひどくhidoku傷kizuつけられることがありtsukerarerukotogaari
聖者seijaのようにnoyouni 清kiyoくku正tadaしくshiku 生iきていくことはkiteikukotoha出来dekiないnai
何処dokoかka足taりないrinai心kokoroのno型kataにni 重kasaねてやっとneteyatto出来上dekiaがるgaru形katachi
そんなsonna僕bokuらがraga 奏kanaでるderu物monoがga いつかitsuka誰dareかをkawo救sukuいますようにimasuyouni