春はるは名なばかり ひゅるひゅると
空そらが冷つめたく 鳴ないている
凍こおる指先ゆびさき 懐ふところに
ひとり見上みあげる 岩木いわき雲ぐも
ぐっと大地だいちを 踏ふみ込こめば
燃もえる思おもいの 燃もえる思おもいの 津軽つがるの風かぜよ
先さきを急いそぐな あせらずに
いつか望のぞみを 果はたすまで
林檎りんご畑ばたけの 白しろい花はな
胸むねに浮うかべる 五所川原ごしょがわら
つらい時ときほど なおさらに
沁しみて優やさしい 沁しみて優やさしい 津軽つがるの風かぜよ
風かぜに逆さからう 鳥とり一羽いちわ
どこへ行いくのか 北きたの海うみ
あの日ひ心こころを 決きめた場所ばしょ
響ひびく波音なみおと 外ヶ浜そとがはま
ぐっと我慢がまんの 時ときもある
見みてておくれよ 見みてておくれよ 津軽つがるの風かぜよ
春haruはha名naばかりbakari ひゅるひゅるとhyuruhyuruto
空soraがga冷tsumeたくtaku 鳴naいているiteiru
凍kooるru指先yubisaki 懐futokoroにni
ひとりhitori見上miaげるgeru 岩木iwaki雲gumo
ぐっとgutto大地daichiをwo 踏fuみmi込koめばmeba
燃moえるeru思omoいのino 燃moえるeru思omoいのino 津軽tsugaruのno風kazeよyo
先sakiをwo急isoぐなguna あせらずにaserazuni
いつかitsuka望nozoみをmiwo 果haたすまでtasumade
林檎ringo畑batakeのno 白shiroいi花hana
胸muneにni浮uかべるkaberu 五所川原gosyogawara
つらいtsurai時tokiほどhodo なおさらにnaosarani
沁shiみてmite優yasaしいshii 沁shiみてmite優yasaしいshii 津軽tsugaruのno風kazeよyo
風kazeにni逆sakaらうrau 鳥tori一羽ichiwa
どこへdokohe行iくのかkunoka 北kitaのno海umi
あのano日hi心kokoroをwo 決kiめたmeta場所basyo
響hibiくku波音namioto 外ヶ浜sotogahama
ぐっとgutto我慢gamanのno 時tokiもあるmoaru
見miてておくれよteteokureyo 見miてておくれよteteokureyo 津軽tsugaruのno風kazeよyo