ライオンの髪かみの毛け 振ふりほどく赤星あかぼし
地平線ちへいせんに沈しずんでゆく
暗黙あんもくの夜よるを駆かける 月つきを喰くらう黒くろいネズミ
異国いこくの空そら 僕ぼくは一人ひとり
孤独こどくを刻きざむ 足跡あしあとを消けす砂すなの風かぜ
歩あるく影像えいぞうが闇やみに溶とけこんでく
何なにを信しんじれば朝あさは来きたるだろう
「真実しんじつを見みたいのなら その目玉めだまを潰つぶせばいい」
盲目もうもくの浮浪者ふろうしゃは言いう
片足かたあしの無ない少年しょうねん 感傷かんしょう 引ひき金がねをひく
鐘かねが鳴なっていた ひどく晴はれた日ひに
猫ねこは産声うぶごえの様ような声こえで泣ないた
夜明よあけ前まえ 心臓しんぞうの音おと 聞きいていた
何度なんども何度なんども心こころ切きり裂さいて
確たしかめていたんだ 揺ゆれる命いのちを
太陽たいようが生うまれる 闇やみを赤あかく染そめて
答こたえを待まっている 異国いこくの空そらの下した
ライオンraionのno髪kamiのno毛ke 振fuりほどくrihodoku赤星akaboshi
地平線chiheisenにni沈shizuんでゆくndeyuku
暗黙anmokuのno夜yoruをwo駆kaけるkeru 月tsukiをwo喰kuらうrau黒kuroいiネズミnezumi
異国ikokuのno空sora 僕bokuはha一人hitori
孤独kodokuをwo刻kizaむmu 足跡ashiatoをwo消keすsu砂sunaのno風kaze
歩aruくku影像eizouがga闇yamiにni溶toけこんでくkekondeku
何naniをwo信shinじればjireba朝asaはha来kitaるだろうrudarou
「真実shinjitsuをwo見miたいのならtainonara そのsono目玉medamaをwo潰tsubuせばいいsebaii」
盲目moumokuのno浮浪者furousyaはha言iうu
片足kataashiのno無naいi少年syounen 感傷kansyou 引hiきki金ganeをひくwohiku
鐘kaneがga鳴naっていたtteita ひどくhidoku晴haれたreta日hiにni
猫nekoはha産声ubugoeのno様youなna声koeでde泣naいたita
夜明yoaけke前mae 心臓shinzouのno音oto 聞kiいていたiteita
何度nandoもmo何度nandoもmo心kokoro切kiりri裂saいてite
確tashiかめていたんだkameteitanda 揺yuれるreru命inochiをwo
太陽taiyouがga生uまれるmareru 闇yamiをwo赤akaくku染soめてmete
答kotaえをewo待maっているtteiru 異国ikokuのno空soraのno下shita